こんなことがありました。

万が一に備えて・・・引き渡し訓練・・・ 

 本日31日(金)、保護者の皆様の御協力を得て、「引き渡し訓練」を行いました。

この訓練の背景にありますのは、今から8年と2か月前に起きてしまった、あの多くの命を失った東日本大震災です。経験したことのない大きな喪失体験をしながらも、人と人との絆の大切さ、ふるさとを愛する心、どんな困難があっても前向きに強く生き抜く心、思いやりや助け合いの心など、多くのことに気付かされたことを、今でも鮮明に覚えています。そしてあの未曾有の大災害は、わたしたちに様々な試練を与え、一人の人間としていろいろなことを問い・試し、学校としても多くのことを考えさせられました。

 今回の引き渡し訓練は、大きな災害・事件等が発生した場合、みんなの安全を守るため、確実に保護者へ引き渡すことができるように、万が一に備えて行った訓練でした。つまり、この訓練は、子どもたちの大切な命を守る学習でもありましたし、お家の方のための訓練でもありました。もちろん、我々のための訓練でありました。

 お仕事をお休みいただいて、引き渡し訓練にご協力いただきました保護者の皆様、誠にありがとうございました。お家でも、今回の訓練を受けて、学校の管理下以外で災害に遭った場合の避難時において、家族との待ち合わせ場所や連絡方法などお子さんと話し合いながら、「自分の命は自分で守る」ために、もしもの時に備えていただければと思います。