こんなことがありました。

2018年10月の記事一覧

下郷で働く方々との出会い・思い 

 10月2日(火)、6年生15名が、各事業所・施設の方々の御協力を得て、職場体験を行いました。

 この学習は、職場の様子を見学したり、仕事を実際に体験したりすることを通して、働くことの大切さや苦労を理解し、働く人への感謝の気持ちをもつことができるようにすることをねらいとして行いました。また今後、自分の将来の進路や職業に関する情報収集等に役立て、自分の生き方(進路)を考えていくことができるようにしたいと考え、計画を進めてきました。

 「しもごう保育所」では、園児と一緒に遊んだり本を読んだり活動する中で、園児の目線になるように腰を下ろして話を聞くことや笑顔で接することの大切さを、保育士の姿から学ぶ貴重な時間になりました。

 「ホイップ」では、パン作りを通して、作業所の方々と触れ合いました。みなさんが心を込めて一所懸命にパンの生地をこねている姿に、仕事の在り方を学ぶ機会となりました。おいしいパンの秘密は「人」何だと思いました。

 「ファミリーマート」では、商品陳列の体験やレジ打ちの体験をさせてもらいました。接客は笑顔がとても大切で、陳列にはいろいろな工夫があることや、レジ打ちは正確にスピーディーに行うことが大事だと勉強になりました。

 「下郷出張所」では、施設の大切な役割、そのための設備や消防車両などを見せていただきました。消防服やボンベを身に付け、ホースなど持つと、重すぎて動けないことにびっくりさせられました。でも、消防士の方たちは、日々訓練をして体を鍛え、私たちの命を守るために頑張っていることに感動させられました。

 大内宿にある「石原屋」では、店の中やそば打ちを行っているところを見せていただいたり、接客業を体験させていただいたりしました。縁側で、宿場を歩く方々にたくさん声をかけられて緊張したけれど、慣れてくると自分たちから声をかけられるようになりました。笑顔がとても大切だということを学びました。じゅうねんをすり鉢でする体験もさせてもらい、楽しい時間を過ごさせていただきました。

 この日に至るまで、6年生は様々な仕事について勉強し、職場体験をしたいところを決め、そこについてさらに詳しく調べ、自分たちで電話をかけアポイントを取るなどの学習を行ってきました。

 自分の今を見つめ直し、将来へ向かってどのように頑張っていけばよいのか、これからの自分の生き方を学ぶ貴重な体験ができました。

 今回、本校の職場体験に快く受け入れていただいた各事業所・施設の皆様に感謝申し上げます。

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夢中になって学ぶ1年生の姿が素敵です!

 今年度、『互いにかかわり合い 学びを深める子ども』の姿を目指して取り組んでいる本校の授業研究も、第3回目を終えました。

 先日は、1年生の算数科の授業研究会が行われました。一人一人の学びを成立させ、より高い学びへと導くためにはどうすればよいか、授業を参観させていただき、先生方で研修を深めました。

 授業では、「たしざん」の学習を行いました。3+9の学習でした。9の数字を分解して計算する加配分解の考え方や、3の数字を分解して計算する被加数分解の考え方など、簡単なようでとても奥が深い学習でした。

 授業開始から子どもたちの目はくぎ付けでした。パックに入った実物の卵(ゆで卵)を使うことで、子どもたちは学習意欲がかきたてられ、早く解きたいという気持ちをもつなど、学びたくなる学習課題から授業がスタートしました。

 どちらを10のまとまりにするかという視点で、みんなの意見や考えを「聴きたくなる」「伝えたくなる」雰囲気の中で深く思考し合い、自分の学びにつなげることができた授業となりました。

 担任の先生は、前日の夜遅くまで、子どもたちが授業で頑張る姿を思い浮かべながら、教材研究、教材づくり、授業のシュミレーションを行い、授業に臨んでおられました。

 授業にかける担任の思いが子どもたちにも伝わり、学習のねらいに迫る、学びの多い授業研究会となりました。

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あの感動から1週間 ・・・陸上大会表彰等・・・

 月日が経つのは本当に早いものです。あの感動から1週間が過ぎました。

 先週まで、陸上大会へ向けた練習に、夏休み明けから一生懸命に取り組んでいた子どもたち。そして、その気持ちに応えるべく、熱心に指導していた先生方の姿が、ずいぶん前のことのように感じます。

 先日、全校集会で、一人一人が頑張った「下郷町小学校陸上大会」の表彰式が行われました。全校生が見守る中、たくさんの5・6年生が、賞状やメダルを校長先生より授与されました。残念ながら入賞できなかった5・6年生も、自分の心と戦い、自己ベストを目指して本気になって取り組んだことで、また一つ心身ともに大きく成長したことと思います。

 毎日の苦しい練習に耐え、頑張り抜いた子どもたちと、練習メニューを工夫し、一人一人の力を最大限に引き出そうと頑張っていただいた先生方に、自然と大きな拍手がわき起こる全校集会となりました。

 この日は、理科作品展で入選したお友達や、びわのかげ陸上競技大会で大活躍したお友達の表彰式も行われました。各種コンクールや各大会に積極的に参加し、自分のよさや可能性を大いに発揮していて、とても素敵なことだなぁと感じた集会でした。

 

 

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水害や土砂災害から身を守るために

 10月4日(木)、南会津建設事務所、福島県防災ボランティアの方々に本校においでいただき、5・6年生を対象に、「防災教育出前講座」を開いていただきました。

 講義では、水害や土砂災害から身を守るためにはどうすればよいのか、私たちにできるは何なのかを学習のねらいとしてお話ししていただきました。

 始めの学習では、地形のジオラマを用いて、土石流やがけ崩れなどの災害が起きる様子をモデル実験として見せていただき、防災に対する意識を高めることができました。そして、土石流やがけ崩れ、地すべりなどは、全て雨が関係していることを教えていただきました。

 災害を防ぐために、被害を小さくするために砂防ダムや防護壁があること、山崩れを防ぐために植樹をしていること、がけ崩れを防ぐためにコンクリートで固めていることを、写真や映像資料をもとに教えていただきました。

 学習の最後には、「自分の命は自分で守る」という防災意識がもてるように、気象情報をテレビやネット、防災無線などで確認すること。万が一に備えて早めの自主避難をすること。自分の家の近くや周辺には、どのような危険があってどこへ避難すればよいのか家の人と話し合っておくことなど、大切なことをたくさん教えてもらいました。

 5・6年の子どもたちは、「災害のおそろしさが分かった。」「万が一に備えて準備しておきたい。」「緊急時の家族との待ち合わせ場所や連絡方法を確認しておきたい。」といった学びの深い感想を述べていました。

 この学習のように、本校では様々な教育活動を通して、自分の命は自分で守れるように育てていきます。

 

 

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