こんなことがありました。

2018年12月の記事一覧

エコ・クリスマスツリー点灯! 

 本日13日(木)、間伐材として出た白樺の輪切りに、クリスマスのイラストや願い事を描いたものを、3本の杉の木に飾りました。そして、「エコ・クリスマスツリー」を完成させ、点灯式を行いました。

 子どもたちは、活動前には、「間伐材」とは何かについて先生から説明を受けていました。間伐は森林を元気にするために行うということを教えてもらいました。また、森は動物のすみかや餌場であり、たくさんの生き物が住んでいるという話を教えてもらいました。

 話の後、早速、間伐材のもみの木に、1・6年、2・5年、3・4年の2学年ずつ、それぞれの飾り付けを行いました。細い枝に付けるのに苦労していると、上の学年のお兄さんやお姉さんが、そっと救いの手を差し伸べてくれる。そんな姿がたくさん見られ、うれしくなりました。これは、異学年集団での活動の利点の一つでもあります。協力し合い、助け合いながら活動したことで、短時間のうちにエコ・クリスマスツリーが完成しました。

 

 最後に、前もって充電させておいた太陽光パネルを用いたバッテリーとイルミネーション用のライトを接続し、点灯させました。「おー、すごい!」「わぁ~、きれい!」という歓声と拍手が沸き起こりました。

 飾り付けが終わると、クリスマスの歌を歌ったり異学年交流ゲームをしたりして、みんなで同じ時間を共有して楽しみました。きっと全校生99名が、素敵な時間を過ごしたに違いありません。

 このエコ・クリスマスツリーは、子どもたちの玄関近くの「ふれあいコーナー」に展示したので、

登下校の際にはいつも眺めることができ、この時間を振り返ることできるものと思います。

 

 本校の魅力の一つに、学年を問わずみんな仲が良いという点があります。これは、「学校教育に関するアンケート」でも、たくさんの方々から高評価を得ているところです。本校では、こういう体験活動を重視した教育活動を進めています。だからこそ、「心豊かな子」が育ってきているのだと実感しております。

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エコツリーの飾り付けを行います

 今本校では、毎年恒例となっている「エコツリー」の飾り付けの準備が進められています。

 これは、森林環境学習の一環として行われているもので、既成のクリスマスツリーをただ飾るのではなく、手作りのクリスマスツリーをみんなで作る活動です。

 なぜ「エコツリー」かといいますと、そこには、間伐材を利用したツリーの飾り作りを通して、森林を健全に保つための間伐の意味とその有効利用について考えさせたいというねらいがあります。そして、ツリーに太陽光発電の電飾を付け展示することで、環境に優しい太陽光発電のよさを、体験を通して学んでもらいたいというねらいがあります。

 本日13日(木)の飾り付けに向けて、間伐材として出た白樺の輪切りに、クリスマスにちなんだイラストや願い事を、思い思いに描く子どもたち。その表情は、「どんなクリスマスになるのかなぁ。」と期待に胸を膨らませているようで、とてもうれしそうでした。

 そんな子どもたちの一生懸命な姿を見て、先生方もにこにこしていてとても幸せそうでした。

 

 

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どうぶつのひみつをみんなでさぐろう!

 先日まで2年生は、国語科「ビーバーの大工事」の学習を行っていました。

 写真や挿絵と本文を結びつけながら読み進め、木を切って川へ運ぶビーバー、ダムづくりをするビーバー、湖の中に巣を作るビーバーの知恵を読み取る学習を行っていました。学習の最後には、大事な言葉を探しながら読む力を生かして、クイズ問題を作り、答えを本から探す学習を進めました。

 この日はそれを、「動物クイズにして紹介しよう」という形にして、1年生を招待し、クイズを出したり、図鑑を見せながら答えを説明したりしました。

 そこには、自分たちが調べ考えたことを、1年生に分かるように説明しようと一生懸命になっている2年生。しっかりと話を聞き、答える1年生の姿がありました。

 本校では、今回のこの学年だけでなく、調べたことやまとめたことを、他の学年のみんなに発表する機会が多く設けています。こういった様々な活動を通して、「人と関わることが好き」「人と関わることは楽しい」「自分から他の人に働きかけられる」「自分は他の人の役に立っている」といった自信や誇り、コミュニケーション力が、自然と身に付いていくものと考えられます。

 そしてこれは、本校の自慢の一つでもある、学年の枠を超えてみんなが優しく仲が良いといった「心豊かな子」の育成にもつながっているといえます。

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子どもたちの考えや想いがいっぱい 

 各教室には、子どもたちの作品がたくさん飾られています。一つ一つ眺めていきますと、子どもたちが作品に込めた想いが見えてきます。

 ある日、カメラを片手に教室訪問をしていると、「私たちの作品を見てください。」と、うれしそうに紹介してくれる子どもたちがいました。「ぼくも、結構よくできたので見てください。」といった具合に、自分が作った作品に自信がもてるということはとても素敵なことです。

 これは、周りの友達や先生方からの温かい言葉かけが、いつもあるからこそだと考えます。

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ダメ。ゼッタイ!

 先日、6年生を対象とした「薬物乱用防止教室」が行われました。

 この学習を通して、アルコールや喫煙、薬物乱用が、人の体や心にどんな影響を与えるのかについての正しい知識と、これらの誘惑に対する対処法を身に付けることをねらいとして行いました。この日は、、南会津保健福祉事務所の専門員の方と薬物乱用防止指導員の方をお招きして、学習を進めていただきました。

 「薬物」というと危ないもの、毒のあるものなどのイメージをもっていましたが、お酒やたばこも入ることを聞いてびっくりした子どもたち。たばこの場合、1本吸うと命が14分も縮まるという研究結果を聞いて、さらにびっくりしていました。

 話を聞いていくと、10代の脳は、子どもの脳から大人の脳に変化する大事な時期だということ。そんな時期に、一度でも体に入ると、「見る・感じる・考える・動かす・話す」という人の司令塔である脳が破壊され、元に戻ることができなくなってしまうという話に、子どもたちは聞き入っていました。

 そして「乱用」とは、法律でダメな違法薬物を使うことだと教えてもらい、いろいろな薬物乱用の薬のレプリカを見せてもらいました。この薬物乱用の薬は、耐性があり、体の中に入れてしまうと、同じ量では効かなくなり、使用する量・回数が増えていってしまうことなどを教えていただきました。また、法律でダメな薬物乱用の薬を手にするために、犯罪を起こしてしまう事件がたくさん起きていることも教えていただきました。

 最後に、薬物乱用をしてしまう動機が、「好奇心から」「憂うつから逃れたいから」「仲間意識から」「ダイエットに効くから」「今流行しているよ」といったことで、手にしてしまうことが多いということを教えていただきました。

 子どもたちは、「薬物はこわいなぁ。」「友達から違法薬物の誘いがあったら絶対に断ります。」「悪い誘いは、友達であっても断ります。」などと、この学習のねらいとする感想を述べていました。

 今回、「薬物乱用はダメ。ゼッタイ。」を心に強く刻んだ大切な学習となりましたが、子どもたちを取り巻く環境には危険がたくさん潜んでいます。日頃から子どもたちの行動について、保護者や地域が注意して見守ることも大切だと感じました。なぜなら今の子どもたちは、インターネットさえつながれば、危険な薬物が手に入り、危険なことに巻き込まれてしまうことが多いからです。

 子どもたちには、自分の命を大切にすることや、自分の命は自分で守ることを、様々な教育活動を通して育てていきます。そしてこれからも、自分を大切に思える心を育てていきたいと考えます。

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