こんなことがありました。

下郷町青少年の主張発表より②

7月7日に開催されました下郷町青少年の主張で発表した中学生代表の主張発表を紹介します。

 

下郷町のゴミ0を目指して

「下郷町にゴミを捨てないで!」私は、下郷町にゴミがたくさん捨てられているのを見て、悲しい気持ちになります。みなさんは、ゴミをポイ捨てしたことはありますか。私は、わざと捨てたことはありません。ですが、気づかないうちに、もしかしたら、自分もごみを捨てているのかもしれないなと思うことがあります。なぜなら、私の家はかなり山奥にあるのですが、道路のわきや、道路の下のほうまでゴミがたくさん捨てられているのを見たことがあるからです。こんなに山奥なのにどうしてたくさんごみが散らかっているのだろう、もしかして自分が知らないうちに捨てているのではないかという思いに駆られました。見かねた私は、妹を連れて一緒にゴミ拾いをしました。大きな袋を持って行ったのですが、拾い切らないうちにいっぱいになってしまいました。また、道路の下のほうまでゴミがあって、とてもすべて拾うことはできませんでした。ゴミの中には、古いものから、つい最近捨てられたと思うものまでたくさんありました。驚いたのは、ペットボトルや空き缶、プラスチック類が捨てられているだけでなく、フライパンやタイヤまでも捨てられていたことです。もはや、粗大ごみです。また私の家の近くだけでなく、国道沿いなども、車で通るたび、たくさんゴミがあるなと思います。自分が住んでいるすぐ近くまでゴミがたくさんある状況に、悲しい気持ちでいっぱいになりました。

 私は、この下郷町にゴミがたくさんあることについて、ゴミを捨てる原因、つまり、ゴミをポイ捨てする人の気持ちを考えてみました。一つ目はゴミを処分することが面倒くさいのかなと思います。わざわざ家に持ち帰るのが面倒だったり、ゴミがたくさん出たりして、ポイ捨てするのではないかと思いました。  

二つ目は、「ゴミが捨ててあるから、自分も捨ててもいいや」という感情で、ゴミは捨てられていくかもしれないと思いました。ちょっとくらい捨てても大丈夫、みんなやっているから、という軽い気持ちで捨ててしまう人が多ければ、ポイ捨てによるゴミは増える一方です。

実際に、ゴミを捨ててしまうと悪影響がたくさんあります。私は犬を飼っているのですが、犬の散歩をするときにゴミがあると犬が勝手に食べてしまうことがあります。それがたばこの吸い殻やプラスチックだと犬に有害です。ですが、この問題について一生懸命に取り組んでいるところもあります。私の妹は小学校でSDGSや、ゴミ問題についてたくさん勉強したり、学校周辺のゴミ拾いを頻繁にやったりしていました。地域の問題について関心を持ち、自分たちの力でそれを解決しようとする取り組みはとてもすてきだと思います。

 私は、一人ひとりがゴミを捨てないことを意識すれば、捨てない人の分だけゴミは減っていくと思います。ゴミを捨てているのは皆さんではないかもしれません。しかしこの問題を他人事にしてはいけないと思います。自分たちが住んでいる下郷町を、少しでもゴミがない町にしたいと思うなら、これからもごみを捨てないでほしいです。下郷町は自然が豊かで、観光名所もたくさんあるすてきな町です。ですが、ゴミがあることで、観光客が少なくなってしまったら大変です。ゴミを捨てているのは観光客の方にもいるかもしれません。ですが、観光客の人たちが捨てたごみも、自分たちがきれいにしなければ、ゴミは減っていきません。私たちの手で、下郷町をゴミ0の町にしましょう。ゴミは自然環境、めぐれば、私たちにも悪影響を及ぼすものです。私たち人間が生み出したものは人間にしか戻せません。私もこれからゴミ拾いをやったり、ゴミを捨てたりしないようにさらに気を付けたいと思います。美しい下郷町を守るために。