こんなことがありました。

ビブリオバトル下郷中学校大会

ビブリオバトル下郷中学校大会を開催しました。これは、各学年より選考された代表者が自分の好きな本を紹介し合い、観戦者の投票によって一番読みたい本「チャンプ本」を決める知的書評合戦です。発表した10名の生徒みなさん、すばらしいパフォーマンスでした。読んでみたい本がたくさんありました!

本の魅力の一つは、「自分の世界をつくれること」です。物語などの場合、自分が登場人物の誰かになったかのように、本の世界に引きずり込まれていることがあります。これは、文字で描かれているお話を、皆さん自身の想像力によって、絵、写真、動画として描き直して頭の中で、風景や音、匂い、手触りなどを細かく感じ取っているのだと思います。テレビやゲームでは、映像や音など沢山の情報が私たちの頭の中に入ってきます。だから、あえて想像力を働かせる必要はありません。しかし、物語などでは、入ってくる情報が限られるため、頭の中の感性が目まぐるしく働き、「自分なりに感じた本の世界」をつくり始めるのではないでしょうか。私は、これこそが読書の一番大きな魅力ではないかと思っています。ほかにも、深い感動を覚えたり、自分自身を見つめなおすきっかけになったりする魅力が本にはあります。素敵な本と出会い、皆さんなりの感じ方で、「本の魅力」を味わってほしいと思います。