先週27日(金)、2年生は、生活科「みんなでつかう まちのしせつ」の学習で、「グリーンプラザ田沼文蔵記念館(図書館)」と「ふれあいセンター」へ見学に出かけてきました。
公共施設やそこにある公共物は、みんなで使うものであること。それを支えている人々がいること。そして公共物を大切に使ったり正しく利用したりすることを、目で見て、耳で聞いて、肌で感じてくることがねらいです。
「グリーンプラザ田沼文蔵記念館」では、始めに、田沼文蔵さんの功績を、生まれた頃からお亡くなりになるまでのことをドキュメンタリーにしたビデオを見せてもらいました。そして、田沼文蔵さんが郷土発展のために寄付をして建てられた図書館であることを教えていただきました。
ちょっぴりと難しいお話もありましたが、知らないことや発見がいっぱいで、分かったことや教えてもらったことを、熱心にメモする子どもたちがとても素敵でした。
また、図書館の役割やそこで働く人の仕事内容、本がどのように並んでいるかなどを教えていただきました。その後、図書館の中を探検しながら本を見て回りました。最初は、本を勝手に触ってよいのか考えていたのかもしれません。手に取ることはせず、子どもたちは背表紙を見ながら、知っている本の題名を見付けると、「せんせぇ~、こっちきて~」と・・・。「私、この本知っている。」「せんせい、この本、学校で読んだことある。」「私、この前、お母さんにこの本を読んでもらったよ。」と教えてくれる子どもたちでした。
「好きな本を手に取って読んでもいいんですよ。」と図書館の司書の方に言われると、気になる本を手に取って何冊も読みふける子どもたち。目をキラキラさせて、楽しそうに本を読む姿からも、本が大好きだということが伝わってくるほどでした。
予定よりも15分もオーバーし、次の「ふれあいセンター」へ移動しました。
「ふれあいセンター」では、どんな時にどんな人が使うのか。どんな部屋があるのか。さらには、そこで働く人はどんな仕事をしているのか見学してきました。見学の後、考えてきた質問をさせてもらい、公共施設の大切な役割を学習しました。説明してくれた施設の方の話をしっかりと聞く姿勢は、さすがは本校の子どもたちだと感心させられました。
見学も終わり帰ろうとしましたが、先ほど見学をした図書館の本について、夢中になって話をする子どもたち。そんな様子を猪股先生がいち早く察知し、「みんなで本を借りていこうか?」と言ってくれました。その時の「えっ、いいの?」と、子どもたちのうれしそうな表情が、これまた素敵でした。
メディアの発達により活字離れが進むなど、子どもたちを取り巻く読書環境が大きく変化しています。町の図書館には、とても魅力的な本がたくさんありました。本離れが進んでいる現在、本に親しむ機会を多くし、読書の楽しさや喜びを感じさせていく取組が大切だと感じました。本を借りなくてもいいので図書館に遊びに行く。そんなところから始めて、本が大好き、読書好きという子どもたちをたくさん増やしていきたいと思いました。
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