こんなことがありました。

だんごさし1年  

先日(福島県が新型コロナウイルス緊急対策期間に入る前)、1年生は、小正月の伝統行事「だんごさし」を体験しました。

始めに、担任の先生から「だんごさし」の由来について話を聞きました。「だんごさし」は、   

 小正月に色とりどりの飾りや団子を、みず木(団子の木)にさして飾る年中行事の一つであり、新年の「豊作祈願」「一家繁栄」「無病息災」「豊かな幸せな生活」などの願いが込められていることを教えてもらいました。その後、身支度を整えて家庭科室へ移動。エプロン姿で、マスク越しに見えるうれしそうな目元にほんわかしました。

 家庭科室へ移動した子どもたちは、先生から団子づくりの手順を聞いた後、両手でこね、みんなで協力して丸め、たくさんの団子を作りました。お話をしないで、気持ちを込めながら一生懸命に団子を作る1年生。手のひらを上手に使ってまん丸く丸めることができました。白い団子なので、紙粘土みたいに思えたようで、星の形や餃子の形などを作り始める子どもたちも見られ、とてもほほえましい雰囲気の中で活動が行われていました。

 最後に、茹であがった団子と飾りを、願いを込めながら、色とりどりになるように、みず木に飾りつけました。

 団子や飾りをつけた団子の木は、楢原小学校に福が舞い込むようにとの願いを込めて、教室や玄関、ふれあいコーナー、校長室などに飾りました。

 活動を終えた子どもたちは、「だんごを丸めたり木にさしたりしたのが楽しかったです。」「きれいに飾れてうれしかったです。」などと感想を述べていました。

 近年、「団子さし」を行っている家庭が少なくなり、経験できなくなってきた活動を、今年度もまた実施することができ、とても有意義な時間となりました。

 なお今年度は、コロナ禍のため、丸めて飾る活動のみを行いました。