こんなことがありました。

一人一人が輝きを増した学習発表会 

 2学期の最大行事は、何といっても「学習発表会」です。今年度は、コロナ禍の中での開催ということもあり、発表する学年以外は体育館に入れず、各学年の発表を参観できるのは各家庭2名までという中での「学習発表会」でした。

 最初の発表は1年生でした。かわいらしく元気な声での「はじめの言葉」のあいさつの後、国語科の時間に学習した「くじらぐも」を劇化し、発表してくれました。力を合わせて作り上げた音読劇「くじらぐも」は、とっても素晴らしかったです。

 2番手は5年生でした。5年生は、総合の学習で調べた「下郷町の観光地」の紹介と、音楽科で学習した「星笛」のリコーダー演奏を発表してくれました。一人一人がしっかりと調べ上げてまとめたパンフレットを、スクリーンに映し出しながら、観光地の魅力をクイズにして紹介してくれました。とても勉強になる発表でした。リコーダーの演奏も、一人一人の思いが詰まった音色でよかったです。

 休憩後の3番手は、2~4年生の学校発表でした。今年度は「合奏祭」も中止となり、みんなで合奏ができるのか心配していましたが、お家の方々の前で演奏できる喜びを表現する発表を見せてくれました。

 楽器紹介や学年ごとの演奏の後、「ドラえもん」の合奏を披露してくれました。2~4年生のテーマにもあるように、心を一つにした素晴らしい演奏で、会場は拍手に包まれました。

 

 最後は、最後は6年生の発表でした。今年度は、コロナ禍の中、小学校最後となる様々な活動が中止や規模を縮小しての活動となってしまいましたが、さすがは6年生です。そんな逆境にも負けず、「絆」「感謝」「努力」「本気」をテーマに、『本気で伝えます』と題して、鼓笛やよさこい、英語での学校紹介などの発表を見せてくれました。一人一人の表情、動きに「本気」が感じられ、見ている人を魅了する最高の発表となりました。

 また、「♪ふるさと♪」の曲をバックミュージックとし、この学習発表会を閉めた「おわりの言葉」も、感動そのもので素晴らしいエンディングとなりました。

 一つの行事を経験するごとに、子どもたちは大きく成長します。一つのことに向かって一生懸命に取り組み、その成果を発表し成就感を味わう。これは、一つの成長過程でとても大切なことです。

 各学年の発表が大成功に終わったことで、そこへ向かうまでの努力の大切さや仲間とともに協力することの大切さ・素晴らしさを学んだに違いありません。子どもたちが達成感・満足感をもって学習発表会を終えたことをうれしく思います。最高のパフォーマンスができ、素敵な思い出がまた一つ増えたことと思います。