こんなことがありました。

町内3小学校の合同学習:4年 

 先月29日(金)、町内3小学校の4年生が合同で、校外学習として会津漆器工房「鈴武」に出かけてきました。

 今4年生の社会科では、「とく色ある地いきと人々のくらし」を学習しています。そこで今回の学習は、会津塗りの工芸品ができるまでの行程を調べたり、インタビューや体験をしたりしながら、歴史や伝統をつなぐことの大切さや伝統工芸品の尊さを、見学や体験をもとに学習させたいと考え、企画し行われたものです。

 会津漆器ができるまでの工程を見学した後、蒔絵と呼ばれる絵付け体験をしました。説明を聞きながら一人一人が思い思いの絵柄をお椀に描き、ラメが入ったような5色の塗料で塗りあげ、オンリーワンのお椀を完成させていました。お店の方に丁寧に包装までしていただきました。12月3日(火)から使用できるということですので、普段の生活の中で使うのが楽しみではないかと思います。

 子どもたちに「生きる力」を育むためには、自然や社会の現実に触れる実体験がとても大切となります。具体的な体験の中で、感動したり、驚いたり、発見したりしながら考えを深める中で、実際の生活や社会、自然の在り方を学んでいくのだと考えます。

 本校の強みの一つに、体験活動の充実が挙げられます。課題意識をもった活動だけではなく、振り返りの学習においても、まとめやお礼のお手紙などでも、各活動で得た深い学びをたくさんまとめており感心するばかりです。4年生の子どもたちは、今回はどんな学びをもったのか、活動の振り返りが楽しみです。