こんなことがありました。

自然から生まれる文化・生活を現地で学ぼう

 4年生は、昨日の「クリーンセンター」での学習に引き続き、今日3日(火)は、ふるさと下郷町の江川地区の魅力を見つける見学学習に出発しました。

今回は、玉川邦夫先生を講師として招聘し、「自然から生まれる文化・生活を現地で学ぼう」をテーマに活動を行いました。

学校を出発した4年生は、まず鶴沼川ダムへ向かいました。ここでは、下流にある鶴沼川発電所との関係など、ダムの様々な役割について教えていただきました。また、このあと見学する芦ノ原の棚田に引かれる用水路との関係なども教えていただきました。

 次に訪れた五霊神社では、神社の名前の由来を教えていただきました。鳥居の後ろに、もう一つ鳥居があるかのような大カラマツが2本そびえ立っていて、4年生はみんなびっくりしながら見上げていました。なんとこの大カラマツは樹齢500年余りであり、緑の文化財にも登録されていることや、神社や御神木などの森林を大切に守ってきた地域の人々の思いなどを教えていただきました。

 その後、イワナの養殖場を見学しました。養殖場の豊富な水が、那須山系からの湧水であることから、この地域が養殖に適していることを聞き、森林と水の関係に興味を深めていました。

 次に、芦ノ原の棚田を見に行きました。小雨の中でしたが、棚田というものがどんなものか、その景観に見ることができました。ここでは、鶴沼川から流れる用水路によって棚田ができていることや景観を維持するための農家の方々の努力や棚田オーナー制なども教えていただきました。

 最後に、湯野上発電所を見学させていただきました。旭ダムとのつながりや発電所の役割を教えていただきました。

 

 学習を通して、下郷町の豊かな自然がきれいな水を生み出し、人々の生活に生かされていることに気づくことができましたし、身近なところに自慢したい魅力がたくさんあることを知ることができました。 

 地域の魅力を再発見し、学びの多い実りある学習ができましたのも、新たな企画を快く引き受けていただいた玉川邦夫先生のご尽力によるものと感謝申し上げます。