10日(月)、森林環境学習の一環として、観音沼方面へ見学学習に出かけてきました。
今年度も、講師に星周一先生を招聘し、自然の宝庫ともいえる観音沼の周りを散策しました。観音沼周辺は、朝方までの雨で山々には霧が立ち込めていました。そんな中、カエルやホトトギスの鳴き声を聞きながらガイドをしていただきました。
観音沼にはもう一つ名前があり、別名はみたらせ沼ということ。この「みたらせ」とは、沼のほとりにあるこのお堂の観音様に参拝する人が、お祈りをする前に、手や口を洗い清めるというところから来ているのだということも教えてもらいました。
また水深は1.5メートルぐらいしかなく、周辺の山や沢から水が流れ込んでも、沼から出て行く川がないということなどを教えていただきました。
他にも、この観音沼の大きな特徴である沼に浮かぶ浮島は、泥の地層とミツガシワという植物の根でつくられ、浮いていることも教えてもらいました。
いろいろな発見やおどろきがいっぱいだったことが、一人一人がメモしてきた学習カードからうかがえました。教えていただいたことを熱心にメモする姿勢は、さすがは本校の4年生といったところです。
観音沼を後にした4年生は、日暮し滝へ移動しました。この日暮し滝は、江戸時代のお殿様が参勤交代の休憩中に、「日暮れまで見ていたいほど美しい滝だ。」と感動したところから名前が付いたことを教えてもらいました。天気がよかったら、今日以上に、お殿様と同じ気持ちになったのかもしれません。
昔から変わらず、美しい自然が残っていることに感心しながら話を聞く4年生でした。
今回は、観音沼と日暮し滝の見学学習でしたが、私たちが住む下郷町の魅力の一つは、何といっても四季折々に山々が見せる景色などが最高だということです。本校では、季節ごとに自然環境の素晴らしさを肌で感じる学習を通して、自然環境を守るために、いつまでも残すために、自分たちができることを考えていく活動を進めていきます。
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