こんなことがありました。

助産師が伝える「いのちの教育」

 7月1日(月)の授業参観日に併せて、PTA研修委員会の企画によります、助産師が伝える「いのちの教育~めばえ教室~」を行いました。

 この日は、中嶋助産院の助産師:樋口みのり先生を講師とし、同じく助産師の星しずえ先生と榊原りえ先生にもご協力をいただき、全校児童とその保護者、教職員を対象にご講演をいただきました。

 この講演は、「妊娠・出産」に焦点を当て、生命誕生と命の大切さを感じてもらうこと。そして、子どもたちにとっては自己存在感・自己肯定感がもてるように、保護者にとっては、お子さんに自己肯定感をもたせ、自尊感情を育むきっかけとなることをねらって行われました。

 お母さんのお腹の中でどのように成長して生まれてきたのかを、映像や模型を活用して視覚的に説明していただいたり、心音(血流音)を聞きながら心で感じさせていただいたりと、生命の神秘さを感じることができました。そして、生命誕生のドキュメンタリー映像の最後、赤ちゃんの産声が上がった瞬間に、会場は感動に包まれ静まり返り、何とも言えない素敵な時間となりました。

 特にドキュメンタリ-映像のラストに流れた母親のメッセージ・・・、「やっと会えましたね。」「生まれてきてくれてありがとう。」「幸せだよ。」に、お家の方々は、ジーンとくるものがあったようです。

 

 誕生日とは、生命の記念日です。生まれた時の事を振り返り、生きていることを考える日であり、一人一人は待ち望まれて生まれてきたのだということ。みんなの生命は、周りの人に喜びと幸せを与えてくれ、生きているだけで100点満点なんだということを感じたに違いありません。

 子どもたちもお家の方々も、「いのち」を自分のこととしてとらえ、生きていくことの喜びを実感し、生命を大切にする心や生きていくことの喜びを再確認する講演となりました。