こんなことがありました。

小学校の先生を体験②・・・職場体験2日目・・・

 13日(木)は、下郷中学校2年の小椋さんの「職場体験2日目」でした。

 1校時目は、2年生の算数の学習に参加しました。中学校のお姉さんにいいところを見せようと、いつも以上に張り切って頑張る子どもたちでした。また、練習問題を一生懸命に解いたノートに、丸をつけてもらってうれしそうでした。

 2校時目は、3年生の道徳の学習でした。授業に一緒に参加し、自分の考えを話ししてもらいました。「さすがだね。」と思わせる発表に、子どもたちも真剣に耳を傾けていました。

 3校時目は、外部講師を招聘した6年生の絵画指導に参加しました。2年前にも同様の学習をしていたということもあり、自分の経験を生かしながら6年生と接していました。

 給食準備では、2日目ということもあり、自分のやるべきことを理解し行動する姿が印象的でした。昼休み時間も同様で、校庭にふと目を向けると、子どもたちと接している小椋さんの姿がありました。清掃時には黒板をきれいにするなど、進んで活動する姿勢が素晴らしかったです。

 5校時目は、6年生の学級活動のゲストティチャーとして、中学校の学校生活(勉強・部活・友達関係など)の質問に答える形で、授業に参加してもらいました。6年生にとっては、これまでの自分を振り返り見つめ直すことができ、これからの自分はどうしていけばよいのか考える機会ともなりました。

 ホーム学級となる5年生の帰りの会では、お礼のお手紙を受け取っていました。これは、5年生の子どもたちがどうしても作りたいということで、空き時間に気持ちを込めて書いた手紙だと聞き、うれしそうな表情を浮かべていた小椋さんでした。帰りの会後、5年生が全員教室を出て行った後、一人教室に残り、黒板にみんなへのメッセージを書いて残してくれました。今回のこの職場体験が、子どもたちにとっても小椋さんにとっても実り多かったかが分かります。そして、いかに心豊かで温かい子どもたちであり、小椋さんであったかが分かります。

 夢や希望の実現のために今自分がするべきことは何なのか、そのためには目標をもつことの大切さを分かち合うことができたこの職場体験。たくさんのいい先生、たくさんの素敵な後輩たちに出会ったと思うので、ぜひ先生になってもらいたいと思います。

 最後に、本校の卒業生を、2年間でここまで頼もしく成長させていただいております下郷中学校の校風と先生方の日々のご指導に感謝いたします。