こんなことがありました。

2018年9月の記事一覧

楢原地区の魅力を調べ隊③

 3年生の「総合的な学習の時間」のテーマは、『楢原の自慢を見つけよう』です。14日(金)は、弥五島地区の魅力を探検に行きました。

 この日は、弥五島地区にお住まいになっておられる渡部儀一さん、そして万願寺を管理する住職さんを講師としてお招きして、弥五島地区にある、いつまでも大切にのこしておきたいものをいろいろと教えていただきました。

 最初に、弥五島駅を見学しました。話によると、松島さんという個人の方がJRに寄付をして建てたそうで、ちょうど10年前にできた新しい駅だと聞いて、子どもたちはびっくりしていました。そして、弥五島とは、その名前のとおり、5つの部落が集まってできたという地区だと教えてもらい、熱心にメモを取っていました。

 

 次に、万願寺へ移動した「調べ隊」は、万願寺の歴史や寺内の仏像などのことを住職さんに教えてもらいました。このお寺は、「万(みんな)」の願いを叶えるお寺としてその名前がついたことや、お釈迦様の教えや座禅を大事にする曹洞宗のお寺であることなど、いろいろ教えてもらいました。子どもたちは、学習カードに書ききれないくらいメモしていました。また、事前に調べておいた質問を次々と聞いてまとめていました。

 その後、「調べ隊」は、町指定文化財にもなっている千手観音菩薩のある観音堂へ移動しました。祀られている菩薩様は、千手千眼観音菩薩ともいわれ、左右に20本ずつある手に、人々の悩みに応じて助けてくれる道具を持ち見もってくれている、歴史的に価値が高い菩薩様だということでした。なんと、一つの手で25人も助けるお力を持つ。だから千手:1000人(20手×25人)と聞いて、納得する子どもたちでした。そんな菩薩様を眺めていた子どもたちから、なんだか優しい顔をしている菩薩様だという声も上がるほどでした。

 最後に、人を助けたり人にやさしくしたり、人に感謝の言葉を伝えたりする生活を普段からしていると、願いが叶いやすくなることや人に助けてもらいやすくなることなどとお話しされた説法に、神妙な面持ちで聞く子どもたちでした。

 今回も、知らなかった地域のことを学び、楢原地区内の弥五島の魅力を、また見つけることができた実り多く学びの深い学習となりました。

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