こんなことがありました。

2018年7月の記事一覧

全校集会「表彰&校長講話」

 11日(水)、全校集会の中で、町全少年健全育成の「標語」と「ポスター」で入賞した児童と、「町青少年主張大会」で学年代表として発表した児童の表彰式を行いました。

 各賞をいただいた児童はもちろんですが、この各種大会・コンクールに参加した全員が、頑張るべきことに一生懸命に取り組んだことが、何よりも金メダルだと思います。

 表彰式に続いて、校長先生のお話がありました。今回の内容は、「モノをつくる楽しさを子どもたちに伝えたい」とお考えになっての講話でした。

 講話では、校長先生が自作された数々の段ボールクラフトに、子どもたちの目はくぎ付けで、「わぁすごい。」「おー。」などど、興味津々でした。段ボールやペーパーは、それぞれ主な用途があり、再利用などリサイクルにも活用されています。でも、リサイクルの前にできる新しい使い方として、「少しのひらめき(=思いつき・発想)によって、段ボールが生まれ変わる」というおもしろさや魅力を、子どもたちは感じたに違いありません。

 

 

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下郷町の魅力にズームイン!「中山風穴編」

 9日(月)、4年生が、国の天然記念物にも指定されている「中山風穴」へ見学学習に出かけてきました。今回も、星周一先生にいろいろと教えていただきながら、中山風穴の草花や自然の様子を観察・調査し、風穴の体験施設で貴重な時間を過ごしてきました。

 話によりますと、中山は、「金塚山(かなつかやま)」とも呼ばれていて、高さが855.6Mあるそうです。その中山をつくっている岩は、柱のような形の「柱状節理岩」と呼ばれる大小の岩が重なって山となっているそうです。この岩は、崩れやすいという特徴がある上、隙間がたくさんあり、空気の通り道になっているため、そこから冷たい空気が出て、自然の冷蔵庫みたいになっているのだという話を聞いて、感心する子どもたちでした。

 こうした冷たい風が出ている風穴が集まったところでは、夏でも温度が上がらず、この辺りでしか見られない高山植物がたくさん群生しているということも教えていただきました。しかも、この中山には、6つの群生地があるということで、価値が高く、昭和39年6月に、国の天然記念物に指定されたそうで、うなずきながら聞いていました。

 遊歩道を歩きながら、いろいろな高山植物を教えていただきました。7月中旬は、紅むらさき色の花が特徴的で、日当たりのよいところに咲いていると、とてもきれいで植物愛好家のあこがれともなっている「ヤナギラン」こと。4月から5月にかけては、雪解けとともに、片栗粉の原料ともなる「カタクリ」の花が咲くこと。切花や薬用として幅広く利用されている「キバナイカリソウ」のことなど、いろいろと教えていただきました。

 そして、一番有名なのが、標高1500m以上の高山に咲くはずの「オオタカネバラ」が、標高855m程度の中山でも咲いていること。それだけ風穴からの冷たい風が出ていると聞いて、びっくりする子どもたちでした。しかも、「オオタカネバラ」が咲く地域は、山形県と下郷町の2か所しかないことなど、風穴特有の植物について話を聞き、熱心にメモを取る子どもたちの姿がありました。

 第2指定地には、人が5~6人ぐらい入れるくらいの風穴があり、その中に入り冷風を体験しました。冷風が出ているのが分かるほどで、ひんやりとしていて気持ちがよかったです。

 最後に、風穴を体験できる施設へ行きました。蒸し暑い日だったけれど、ここの中は気温が低く、クーラーみたいな冷風が岩の間から吹き出していて、最高に気持ちがよかったです。

 この学習を通して、大変勉強になることがいっぱいでした。子どもたちの感想からも、中山風穴の素晴らしさを実感することができたことや、私たちのふるさと下郷町には、貴重な自然が残されていることを知ってくれたようで、とても実りある学習となりました。

 

 

 

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