こんなことがありました。

日誌

万が一に備えて・・・引き渡し訓練・・・

 5月30日(水)、防犯教室の後、保護者の皆様の御協力を得て、「引き渡し訓練」を行いました。

 この訓練の背景にありますのは、今から7年と2か月前に起きてしまった、あの多くの命を失った東日本大震災です。経験したことのない大きな喪失体験をしながらも、人と人との絆の大切さ、ふるさとを愛する心、どんな困難があっても前向きに強く生き抜く心、思いやりや助け合いの心など、多くのことに気付かされました。そして、あの未曾有の大災害は、わたしたちに様々な試練を与え、一人の人間としていろいろなことを試され、学校としても多くのことを考えさせられました。

 この日の「引き渡し訓練」は、大きな災害、事件等が発生した場合、みんなの安全を守るため確実に保護者へ引き渡すことができるように、万が一に備えて行った訓練でした。つまり、この訓練は、子どもたちの大切な命を守る訓練でもありましたし、お家の方のための訓練でもありました。もちろん、我々のための訓練でもありました。

 また今回の訓練は、昨年度頻繁にありました、北朝鮮からの弾道ミサイルの脅威にさらされた場合など、学校が緊急事態になった際にも行うことが予想されるため、とても大切な訓練でもありました。

 反省や改善点など、多くの成果をもって訓練を終えることができました。お仕事をお休みいただいて、引き渡し訓練にご協力いただきました保護者の皆様、誠にありがとうございました。

 お家でも、今回のこの訓練を受けて、学校の管理下以外で災害に遭った場合の家族との待ち合わせ場所や連絡方法などお子さんと話し合いながら、「自分の命は自分で守る」ために、もしもの時に備えていただければと思います。

 

 

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命の大切さ・命を守る学習を行いました!

 学校で一番大切なものは、それは、子どもたちの「命」です。

 もし学校において緊急事態が発生した場合、我々は子どもたちの命を最優先に守ります。しかし、夢や希望あふれる子どもたちには、「自分の命は自分で守る」ことを教えていかなければなりません。

 全国的にも子どもたちを狙った犯罪が増えていることから、危機回避能力を高めていく必要があると考え、毎年こういった防犯教室を本校では行っています。

 今回は、職員玄関より不審者が侵入したとの想定で行いました。犯人役の駐在所の方の迫真の演技に、我々教職員はどう対応し、子どもたちの安全を守ればいいのか。子どもたち自身もどう行動すればいいのか学ぶよい機会となりました。そして、駐在所の方の話を聞き、危機を察知して不審者から距離を保ち、すぐに逃げる、すぐに知らせるなどを実感することができました。

 体育館に避難した後の全体会では、実際の場面を想定したロールプレーイング(劇)を通して、不審者への対応を学習しました。道を尋ねられた場合、車で送っていくから乗ってと声をかけられた場合、家の人がけがをしたから一緒に行こうと声をかけられた場合など、その場面を見て、全校生でどうしたらよかったのか考えました。子どもたちの不審者に対する対応も上手でしたが、周りで見ていた友達も、心の中で「危ない、逃げて!」と思っていたようで、学びを共有し深めることができました。

 活動を終えての感想には、犯罪に遭わないように、「いかのおすし」を心がけたい。防犯ブザーを身につけておきたいなどと発表する子どもたちもおり、学習のねらいを十分に達成することができました。

 いざという時に明暗を分けるのは、今日教えていただいたように「変だなと気づくこと」「距離を保つこと」「声を出すこと」「逃げること」です。実際に怖い目にあってしまった時、子どもたちは足がすくんで逃げることもできず、声も震えて出せないということをよく聞きます。大事な子どもたちの安全を守るために、防犯ブザーの携帯をお願いしたいと思います。

 そしてこれからも、学校・家庭・地域が一体となって、安全・安心な学校づくりを一緒に進めていきたいと考えます。

 

 

 

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地域のことを調べ隊 出動!

 先日3年生は、社会科「学校のまわり」で、学校周辺の見学学習を行いました。

 これは、道路のまわりの様子、建物、土地の様子や交通の様子などを調査し、地図記号を使って白地図に記録する学習です。今回は2回目ということもあり、見つけたことや気付いたことを熱心に白地図にまとめていました。「ここかいた方がいいよ。」「ねえ、この場所どこ?」など、協力し合って学習している姿もとても微笑ましかったです。さらに、通り道にいらっしゃった地域の方々へのあいさつも元気がよく、素敵な3年生の姿を見ることもできました。

 また先日は、森林環境学習の一環として、星周一先生を招聘して、学校の前山散策を行いました。普段何気なく見ている植物や樹木にも様々な種類があることを教えてもらったり、植物で笛を作って吹く体験をしたりしました。自然や前山への興味・関心をもつ、次への活動のよいきっかけとなりました。

 

 

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クリーン作戦を行いました

 昨日29日(火)、全校生による「クリーン作戦」が行われました。

 これは、ゴミ拾いを通して、わたしたちのふるさと楢原に感謝の気持ちをもつ、そして公共のために役立つことや共に働く体験を通して、奉仕の精神を育てることをねらいとして行われたものです。

 暑い日差しが照りつける中、通学班ごとに学校を出発していきました。普段何気なく通っている通学路も、道路わきに目を向けると、以外とゴミが落ちていることにびっくり。煙草の吸殻、空き缶、ペットボトルなどのゴミが集まっていきました。30~40分の活動後、戻ってきた子どもたちは、班長さんを中心に、「クリーン作戦」を終えての感想を発表し合い、学習の振り返りを行いました。

 「こんなにたくさんのゴミが落ちているとは思わなかった。びっくりした。」「みんなで協力してたくさんのゴミを拾うことができた。」「これからも落ちているゴミを見つけたら拾いたい。」「大人になっても、ゴミをポイ捨てしないようにしたい。」などと感想を発表し合い、心までさらにクリーンになった実りある時間となりました。

 ボランティア活動の一つでもある今回のクリーン活動は、子どもたちの心の中にある思いやりの心だったりやさしい心だったり、その心を育てる活動でもありました。一人一人が自分の心を育てる素敵な活動をし、学校目標の三本の矢の一つ「心豊かな子」に近づき、大変うれしく思いました。

 

 

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木地師の体験をしてきたよ

 28日(火)、森林環境学習の一環として、5年生が「木地師」の体験活動を行ってきました。木地師とは、木でお椀やお盆などの器を作る職人のことで、ろくろを使うところから、「ろくろ師」とも呼ばれています。

 この日は、水車ろくろ「木地工房」の小椋さんにいろいろと教えていただきながら、木を削りお皿作りに意欲的に取り組みました。完成した自分だけのオリジナルなお皿に満足げ

な5年生でした。

 木製品の加工を実際に体験し、木地師の仕事や伝統的な産業に興味をもつとともに、森林資源を生活や産業に生かしてきた先人の知恵を学ぶこともできました。

 そして、学ぶことや働くこと、生き抜くことの尊さを肌感じ、学ぶ意欲を向上させてくれるなど、キャリア教育のねらいも達成することができました。

 

 

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