4日(月)、学校歯科医の先生と歯科衛生士さんにおいでいただき、4~6年生を対象にした「歯科指導」を行いました。
まず学校歯科医の先生が、歯の大切さやよく噛むことの大切さを、口の中で動くミュータンスなどの細菌の映像と写真を基にしながら説明してくれました。歯を守るための正しい歯みがきは、歯を支える大事な歯肉の健康を保つための歯みがきでもあることも教えてくれました。
後半は、自分の歯みがきは正しいのかどうなのかを確認するため、歯の染め出しを行い、みがけていないところを確認し、どのようにブラッシングしていけばよいのかを学習しました。みがき残しやみがけていないところがたくさんあることなどを体験しました。歯科衛生士の先生に教えていただいた、きちんとした歯みがきをこれからも続けていきたいと、改めて見つめ直した学習となりました。
6月1日(金)、3・4年生は、会津若松方面へ遠足に出かけてきました。
最初に向かった先は、「番匠」です。ここでは、赤べこの絵付け体験をしました。お店で売っている赤べこを見たことはあっても、自分で絵付けをしたことは初めての人が多く、とてもいい体験となりました。真っ赤な赤べこに、白色で模様をつけていき、黒色でポイントとなる目やからだに色をつけ足していく活動に熱心に取り組む3・4年生の姿がありました。縦割り班での活動でもあり、4年生が3年生の手助けをしたりアドバイスをしたりする姿がたくさん見られ、とても微笑ましい時間でした。
オンリーワンな赤べこが完成し、大満足の子どもたちでした。
次に向かった先は、白虎隊が戦死したとされる飯盛山でした。ガイドさんに案内され、参勤交代の時に大名が泊まる「旧滝沢本陣」のことを説明してもらいました。その後、飯盛山を掘り抜いて作られた会津盆地の灌漑用水路であり、戊辰戦争の時、白虎隊が追手から逃げる穴として利用したと言われている戸ノ口堰洞穴のことを説明してもらいました。
その後、六角三層のお堂であり、上りと下りが全く別の通路になっている構造の世界にも珍しい建築様式である「会津さざえ堂」を見学しました。その独特な2重螺旋のスロープに沿って西国三十三観音像が安置されているお堂の中は、なんだかドキドキしました。他にも白虎隊のお墓や自刃の地を案内してもらいました。自刃の地からは、遠くに鶴ヶ城が見えました。
最後に、会津総合運動公園へ行きました。お弁当を食べたり、いろいろな遊具で楽しく遊んだりして過ごしました。カメラを向けると手を振ってくれたり、「見て!撮って!」と声をかけてくれたりと、とっても楽しそうに遊んでいました。
今回の楽しい遠足の中では、たくさんのことを見聞きし、たくさんの発見がありました。多くの学びを得ることができましたし、心のアルバムに素敵な思い出をまた1ページ増やすことができました。
6月1日(金)、1・2年生は、会津若松方面へ遠足に出かけてきました。
学校を出発して最初に向かった場所は、鶴ヶ城です。鶴ヶ城では、自分たちの体よりも大きな石垣がたくさん積み上がっていて、近くで見ると迫力がありました。鶴ヶ城の石垣の積み方は「野面積み(のづらづみ)」ということを教えてもらいました。
いろいろな展示物があり、目をくりくりさせながら眺める1・2年生でした。その当時の武士の身長パネルと背比べや火縄銃のレプリカを持つ体験をしながら、鶴ヶ城の最上階へと向かいました。天守から見るお城の周りの景色は、遠くまで見をさせてお殿様気分になりました。先生に、白虎隊が戦死したとされる飯盛山の方角も教えてもらいました。
鶴ヶ城を見学し、天守へ上った証として、みんなで記念の写真撮影をしました。忘れられない記念の一枚になりました。
次に向かったところは、会津総合運動公園です。ここでは、お家の方が作ってくれたお弁当を食べました。みんなとてもうれしそうにお弁当を食べる姿が印象的でした。持ってきたお菓子を食べている表情も幸せそうで、大満足のお弁当タイムでした。
お昼の後は、お待ちかねの遊びの時間でした。いろいろな遊具で楽しく遊んだりして過ごしました。
他の団体や本校の3・4年生もいましたが、約束やきまりを守り、時間まで思いっきり遊んでいました。
また、集合の合図には素早く集まることができるなど、1・2年生の集団行動はバッチリでした。一人一人にとって、思い出の一日になったことと思います。
5月30日(水)、防犯教室の後、保護者の皆様の御協力を得て、「引き渡し訓練」を行いました。
この訓練の背景にありますのは、今から7年と2か月前に起きてしまった、あの多くの命を失った東日本大震災です。経験したことのない大きな喪失体験をしながらも、人と人との絆の大切さ、ふるさとを愛する心、どんな困難があっても前向きに強く生き抜く心、思いやりや助け合いの心など、多くのことに気付かされました。そして、あの未曾有の大災害は、わたしたちに様々な試練を与え、一人の人間としていろいろなことを試され、学校としても多くのことを考えさせられました。
この日の「引き渡し訓練」は、大きな災害、事件等が発生した場合、みんなの安全を守るため確実に保護者へ引き渡すことができるように、万が一に備えて行った訓練でした。つまり、この訓練は、子どもたちの大切な命を守る訓練でもありましたし、お家の方のための訓練でもありました。もちろん、我々のための訓練でもありました。
また今回の訓練は、昨年度頻繁にありました、北朝鮮からの弾道ミサイルの脅威にさらされた場合など、学校が緊急事態になった際にも行うことが予想されるため、とても大切な訓練でもありました。
反省や改善点など、多くの成果をもって訓練を終えることができました。お仕事をお休みいただいて、引き渡し訓練にご協力いただきました保護者の皆様、誠にありがとうございました。
お家でも、今回のこの訓練を受けて、学校の管理下以外で災害に遭った場合の家族との待ち合わせ場所や連絡方法などお子さんと話し合いながら、「自分の命は自分で守る」ために、もしもの時に備えていただければと思います。
学校で一番大切なものは、それは、子どもたちの「命」です。
もし学校において緊急事態が発生した場合、我々は子どもたちの命を最優先に守ります。しかし、夢や希望あふれる子どもたちには、「自分の命は自分で守る」ことを教えていかなければなりません。
全国的にも子どもたちを狙った犯罪が増えていることから、危機回避能力を高めていく必要があると考え、毎年こういった防犯教室を本校では行っています。
今回は、職員玄関より不審者が侵入したとの想定で行いました。犯人役の駐在所の方の迫真の演技に、我々教職員はどう対応し、子どもたちの安全を守ればいいのか。子どもたち自身もどう行動すればいいのか学ぶよい機会となりました。そして、駐在所の方の話を聞き、危機を察知して不審者から距離を保ち、すぐに逃げる、すぐに知らせるなどを実感することができました。
体育館に避難した後の全体会では、実際の場面を想定したロールプレーイング(劇)を通して、不審者への対応を学習しました。道を尋ねられた場合、車で送っていくから乗ってと声をかけられた場合、家の人がけがをしたから一緒に行こうと声をかけられた場合など、その場面を見て、全校生でどうしたらよかったのか考えました。子どもたちの不審者に対する対応も上手でしたが、周りで見ていた友達も、心の中で「危ない、逃げて!」と思っていたようで、学びを共有し深めることができました。
活動を終えての感想には、犯罪に遭わないように、「いかのおすし」を心がけたい。防犯ブザーを身につけておきたいなどと発表する子どもたちもおり、学習のねらいを十分に達成することができました。
いざという時に明暗を分けるのは、今日教えていただいたように「変だなと気づくこと」「距離を保つこと」「声を出すこと」「逃げること」です。実際に怖い目にあってしまった時、子どもたちは足がすくんで逃げることもできず、声も震えて出せないということをよく聞きます。大事な子どもたちの安全を守るために、防犯ブザーの携帯をお願いしたいと思います。
そしてこれからも、学校・家庭・地域が一体となって、安全・安心な学校づくりを一緒に進めていきたいと考えます。
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