こんなことがありました。

2018年6月の記事一覧

観音沼の魅力にズームイン!

 4日(月)、森林環境学習の一環として、観音沼森林公園へ見学学習に出かけてきました。今回も講師に星周一先生を招聘し、自然の宝庫ともいえる観音沼の春の様子を散策しながら、ガイドをしていただきました。

 神秘的なムードが漂う沼で、沼の中には何かいそうですが、水深は1.5メートルぐらいしかないそうです。また、周辺の山や沢から水は流れ込むということですが、沼から出て行く川がないということなどを教えていただきました。

 観音沼にはもう一つ名前があり、別名はみたらせ沼ということ。この「みたらせ」とは、沼のほとりにあるこのお堂の観音様に参拝する人が、お祈りをする前に、手や口を洗い清めるというところから来ているのだということも教えてもらいました。

途中で休憩した獄観音堂は、馬の神様を祭ったお堂で、平安時代、坂上田村麻呂が、東北の地を攻める時に立ち寄り、人や馬の安静を祈願して建てたといわれているお堂で、歴史が古いものだそうです。ひと息入れながらも、大事なことを聞き逃さないという思いで真剣にメモをする4年生の姿がありました。

 この観音沼の大きな特徴は、沼に浮かぶ浮島があるところだそうです。ここの浮島は、泥炭層という泥の地層と何千年も生きているミツガシワという植物の根でつくられ、沼に浮いているのだそうです。つまり、浮いている湿原だと聞いてびっくりした4年生でした。

 他にも、いろいろな発見やおどろきがいっぱいでした。ここには、なんと日本に生育するトンボの中でも一番小さく、体長が1.8センチメートルしかない、とても貴重で天然記念物にも指定されている「ハッチョウトンボ」が生息しているということ。オスの体は真っ赤で目に付きやすいのですが、メスは色がはっきりしていなくて見つけにくいということも教えていただきました。

 観音沼の魅力は、何といっても四季折々に山々が見せる景色が最高だということです。本校では、季節ごとに観音沼の探検・散策を行い、自然環境の素晴らしさを肌で感じ、自然環境を守るために、いつまでも残すために、自分たちができることを考えていく学習を進めていきます。

 今回は、新緑の中を雄大に流れ落ち、日暮れまで見入ってしまうとされる「日暮し滝」や、江戸時代、会津藩が江戸へ向かう際、険阻な大峠を越えるため、馬を下りて徒歩で向かう起点となった場所の「奥州駒返坂」も見学しました。自然と歴史が織り成す下郷町の魅力に、興味津々の4年生でした。

 

 

 

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よさがキラリ!・・・ある日の授業から・・・

 昨日4日(月)、各教室の子どもたちの様子を見て回りました。

 1年教室では、国語科のひらがなの「ぬ」と「な」の学習をしていました。『「ぬ」がつく言葉は?』の問いに、手を挙げ答えを次々と発表する子どもたち。また、学習ノートに繰り返していねいに書く子どもたちの姿も見られました。9名一人一人が笑顔で授業を楽しんでいる上、先生の話をしっかりと聞いて頑張っていて、とても感心させられました。

 2年生教室では、算数科の「力をつけよう」というまとめの学習をしていました。文章問題を読み取り、立式や解決方法を一生懸命に考え、筋道立てて発表する子どもたちの素敵な姿がありました。みんなの意見や考えを「聴きたくなる」「伝えたくなる」という落ち着いた学級の雰囲気がとてもよかったです。そんなよい雰囲気の中で、深く思考し合い、自分の学びにつなげているのが感じられました。

 

 3年生は体育科の授業でした。準備運動では、太鼓の音に合わせていろいろな動きやダッシュをして心地よい汗を流していました。この日はティーボールという、ティーの上に置いてあるボールをバットで打つ、野球やソフトボールに似たスポーツを学習していました。2チームに分かれ、ルールを守り、チームの勝利を目指し、みんなが楽しそうに運動している姿がとてもいい感じでした。

 5年生教室では、社会科の「あたたかい土地のくらし」の学習で、沖縄の地域の様子を考えていました。学習のねらいをしっかりと理解し、たくさんの情報から必要な情報を読み取って課題を追究していくことができていて感心しました。そして、教科書から読み取ったことを発表し合い、考えを交流させながら、沖縄の特色ある気候を、生活や産業に生かす人々の工夫や努力を学び合っていました。

 

 

 

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苗木のスクールスティ 

 6月10日(日)に、福島県の南相馬市で「第69回全国植樹祭」が行われます。

 今から48年前の昭和45年5月の第21回大会で、猪苗代町天鏡台において天皇陛下から津島マツのお手植えを賜ったことを覚えている方は少ないかと思いますが、それ以来の大々的な植樹祭となり、県内外から招待客6千人を招いて行われるということです。

 この大会へ向けて、本校は県より3年前に依頼を受け、「苗木のスクールスティ」事業として、ドングリやケヤキ、オオヤマザクラ、イロハモミジ、トチノキなどの苗木を育ててきました。代々6年生が中心となり、除草作業をしたり栽培記録をまとめたりして温かく見守ってきました。

 先日の6月1日(金)、3年間大事に育ててきた植樹祭用の苗木を、県の担当者の方々と6年生が一緒に掘り起こしました。大きく育った苗木が、南相馬の地に植樹され、緑豊かなふるさとの再生と、復興に向けて力強く歩む姿の象徴となってくれることを願っています。

 この全国植樹祭にあたり、本校からは6年生の渡部幸樹くんが、代表者として「第69回全国植樹祭」に参加してきます。記念の一日になるかと思います。

 

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歯科指導①<4~6年生>

 4日(月)、学校歯科医の先生と歯科衛生士さんにおいでいただき、4~6年生を対象にした「歯科指導」を行いました。

 まず学校歯科医の先生が、歯の大切さやよく噛むことの大切さを、口の中で動くミュータンスなどの細菌の映像と写真を基にしながら説明してくれました。歯を守るための正しい歯みがきは、歯を支える大事な歯肉の健康を保つための歯みがきでもあることも教えてくれました。

 後半は、自分の歯みがきは正しいのかどうなのかを確認するため、歯の染め出しを行い、みがけていないところを確認し、どのようにブラッシングしていけばよいのかを学習しました。みがき残しやみがけていないところがたくさんあることなどを体験しました。歯科衛生士の先生に教えていただいた、きちんとした歯みがきをこれからも続けていきたいと、改めて見つめ直した学習となりました。

 

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遠足に出かけてきましたぁ[3・4年生]

 6月1日(金)、3・4年生は、会津若松方面へ遠足に出かけてきました。

 最初に向かった先は、「番匠」です。ここでは、赤べこの絵付け体験をしました。お店で売っている赤べこを見たことはあっても、自分で絵付けをしたことは初めての人が多く、とてもいい体験となりました。真っ赤な赤べこに、白色で模様をつけていき、黒色でポイントとなる目やからだに色をつけ足していく活動に熱心に取り組む3・4年生の姿がありました。縦割り班での活動でもあり、4年生が3年生の手助けをしたりアドバイスをしたりする姿がたくさん見られ、とても微笑ましい時間でした。

 オンリーワンな赤べこが完成し、大満足の子どもたちでした。

 次に向かった先は、白虎隊が戦死したとされる飯盛山でした。ガイドさんに案内され、参勤交代の時に大名が泊まる「旧滝沢本陣」のことを説明してもらいました。その後、飯盛山を掘り抜いて作られた会津盆地の灌漑用水路であり、戊辰戦争の時、白虎隊が追手から逃げる穴として利用したと言われている戸ノ口堰洞穴のことを説明してもらいました。

 その後、六角三層のお堂であり、上りと下りが全く別の通路になっている構造の世界にも珍しい建築様式である「会津さざえ堂」を見学しました。その独特な2重螺旋のスロープに沿って西国三十三観音像が安置されているお堂の中は、なんだかドキドキしました。他にも白虎隊のお墓や自刃の地を案内してもらいました。自刃の地からは、遠くに鶴ヶ城が見えました。

 最後に、会津総合運動公園へ行きました。お弁当を食べたり、いろいろな遊具で楽しく遊んだりして過ごしました。カメラを向けると手を振ってくれたり、「見て!撮って!」と声をかけてくれたりと、とっても楽しそうに遊んでいました。

 今回の楽しい遠足の中では、たくさんのことを見聞きし、たくさんの発見がありました。多くの学びを得ることができましたし、心のアルバムに素敵な思い出をまた1ページ増やすことができました。

 

 

 

 

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