こんなことがありました。

日誌

互いにかかわり合い,学びを深める子どもの姿を目指して

 8日(金)、2年生の授業研究会が行われました。今回は、国語科の「お手紙」の授業公開でした。

 手紙を一度ももらったことがないと言って悲しい気持ちになっているがまくんを心配したかえるくんが、がまくんに内緒で手紙を出し、一緒に待つというお話で、かえるくんとがまくんの2人の登場人物の様子や気持ちの変化を考えながら、2人が幸せになった気持ちを読み取っていく学習でした。

 自分の考えを自由に発表できる学級の雰囲気、友達の発表に真剣に耳を傾ける姿、自分の考えと照らしながら友達の考えを聞く学びの深い子どもたちの姿など、学ぶべきことが多い見事な授業でした。

 また、一人一人の考えや発言を大事にしながら授業を進め、みんなの考えを整理したり関連付けたりした板書も、思考の流れが可視化され、学習のねらいに迫る手立てとなっていました。

 勉強するのが大好きな子どもを増やし、学力向上につなげるためには、本授業のように、楽しくて分かりやすい授業づくりが大切です。今回、一人一人の思考がフル稼働し、学び合いながら思考力も高まり、学びが深まっていくのが分かる授業に、各先生方はこんな授業を実践し、子どもたちの笑顔につながるよう日々の教育にまい進したいと、気持ちを新たにする研究授業となりました。

 

 

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バランスのよい朝食について考えよう!

 7日(木)、4年生は、学級活動の時間に「大切な朝食」の学習を行いました。保健の先生と一緒に朝ご飯を食べることの大切さ、バランスのよい朝食について学習しました。

 担任の先生と保健の先生が食べた朝食から、気付いたことを発表し合うところから学習がスタートしました。自分の生活経験や見聞きしたことをもとに、進んで発言する子どもたちの姿がありました。

 学習では、食べるものは、「体をつくるもととなる」「エネルギーをつくる働きをする」「体の調子を整える」の3グループに分けられることを勉強しました。その後、よく朝食に出るいろいろな食品がどのグループに入るのか、ジェスチャーを用いて表現するなど、体験を通して楽しみながら学習しました。

 子どもたちは、「朝食をしっかりと食べたい。」「バランスのよい食事をこれからも続けたい。」と感想を発表するなど、自分たちの朝食を見直すよい機会となりました。

 

 

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インターネットがもたらす恩恵は多いけれど・・・

 6日(水)、e-ネットキャラバン事業の一環として、NPO法人イー・エルダーより、専門講師を招聘し、3・4年生と5・6年生に分けて、インターネット等の安全・安心な利用はどうすればよいのか学習しました。

 子どもたちは、事例を基にしたお話を聞かせていただいたり、VTRを見せていただいたりしたことにより、自分にも起こり得る身近なトラブルについて気づくことができたようです。スマホやWi-Fi環境にあるゲーム機・音楽プレーヤー等では、知らない人ともつながってしまい、場合によっては個人を特定されてしまうことがあることなども知ることができたようです。

 他にも、これから経験していくことになると予想されるLINE利用に伴う言葉の行き違いについても知りました。会話は表情が見えるし、電話は声の調子から表情が分かるけれども、文字だけでは分からないこと。文字だけで気持ちを伝えるのは難しく、誤解を招きやすいこと。そのためにはメッセージをよく見直し、相手がどう感じるか考えてから送信する(送信前の5秒ルール)ことなども教えてもらい、子どもたちは考えさせられるものがたくさんあったようです。

 学習後の感想発表では、今回一番伝えたかった「スマホやケータイの怖いところが分かった。」「安全に使うために、ルールやマナーを守りたい。」「ネットでも悪口は書かない。しない。」「大切なことは、直接顔を合わせて話をするようにしたい。」と感想を述べるなど,心に響くものがあったようです。

 

 

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いよいよプールシーズン到来!!

 6日(水)、楢小タイムの時間に、「プール開き」を行いました。

 「プール開き」とは、水泳学習の期間、子どもたち一人一人が事故等に遭わないように、安全で楽しい学習ができますようにと、みんなで願う式であり、今年の自分の水泳学習の目標を確認し合う式です。

 水泳学習は、全身運動であり、健康な体づくりにはとてもよい運動だとされています。しかし、ちょっとした不注意や悪ふざけから、思わぬ大きな事故にもつながることが多い運動でもあります。プール開きや各学級での話し合いを通して、安全・安心な学習にしていく必要があるのです。

 校長先生から水泳学習で大切なことについてお話をいただいた後、体育担当の先生から、プールに入る前の健康面で気をつけてほしい話や、大切な命を守るためにプール学習で守るべき約束について話がありました。最後に、児童代表が「プールの約束や決まりを守り、目標をもって楽しい水泳学習になることを誓います。」と決意の言葉を述べました。

 我々にとっても、今シーズンの水泳学習を通して、泳ぎ方や長い距離へ挑戦する楽しさ、水への恐怖心や緊張感を克服して、泳げるようになっていく楽しさや喜びを味わうことができるように頑張っていこうと、決意を新たにする式となりました。

 きれいな水でいっぱいになったプールですが、水温や水質、濾過機の稼働状態の関係で、実際の水泳学習はもう少し先になりそうです。

 

 

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観音沼の魅力にズームイン!

 4日(月)、森林環境学習の一環として、観音沼森林公園へ見学学習に出かけてきました。今回も講師に星周一先生を招聘し、自然の宝庫ともいえる観音沼の春の様子を散策しながら、ガイドをしていただきました。

 神秘的なムードが漂う沼で、沼の中には何かいそうですが、水深は1.5メートルぐらいしかないそうです。また、周辺の山や沢から水は流れ込むということですが、沼から出て行く川がないということなどを教えていただきました。

 観音沼にはもう一つ名前があり、別名はみたらせ沼ということ。この「みたらせ」とは、沼のほとりにあるこのお堂の観音様に参拝する人が、お祈りをする前に、手や口を洗い清めるというところから来ているのだということも教えてもらいました。

途中で休憩した獄観音堂は、馬の神様を祭ったお堂で、平安時代、坂上田村麻呂が、東北の地を攻める時に立ち寄り、人や馬の安静を祈願して建てたといわれているお堂で、歴史が古いものだそうです。ひと息入れながらも、大事なことを聞き逃さないという思いで真剣にメモをする4年生の姿がありました。

 この観音沼の大きな特徴は、沼に浮かぶ浮島があるところだそうです。ここの浮島は、泥炭層という泥の地層と何千年も生きているミツガシワという植物の根でつくられ、沼に浮いているのだそうです。つまり、浮いている湿原だと聞いてびっくりした4年生でした。

 他にも、いろいろな発見やおどろきがいっぱいでした。ここには、なんと日本に生育するトンボの中でも一番小さく、体長が1.8センチメートルしかない、とても貴重で天然記念物にも指定されている「ハッチョウトンボ」が生息しているということ。オスの体は真っ赤で目に付きやすいのですが、メスは色がはっきりしていなくて見つけにくいということも教えていただきました。

 観音沼の魅力は、何といっても四季折々に山々が見せる景色が最高だということです。本校では、季節ごとに観音沼の探検・散策を行い、自然環境の素晴らしさを肌で感じ、自然環境を守るために、いつまでも残すために、自分たちができることを考えていく学習を進めていきます。

 今回は、新緑の中を雄大に流れ落ち、日暮れまで見入ってしまうとされる「日暮し滝」や、江戸時代、会津藩が江戸へ向かう際、険阻な大峠を越えるため、馬を下りて徒歩で向かう起点となった場所の「奥州駒返坂」も見学しました。自然と歴史が織り成す下郷町の魅力に、興味津々の4年生でした。

 

 

 

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