こんなことがありました。

2020年10月の記事一覧

書写指導:5・6年

 昨日12日(月)、下郷町を代表する書道の第一人者でおられる白石光史先生を招聘し、5・6年生を対象に、学年ごとに書写指導をしていただきました。

 この日は、毛筆の魅力に触れ、点画のつながりや筆順、字形、字配り、文字の中心をそろえて書くなど、専門性を生かした毛筆の書写指導をしていただくことがねらいでした。

 書道(習字)の学習効果は、いろいろ挙げられると思います。書道は、心を落ち着かせて、一筆一筆に思いを込めて書くことが大切となります。根気強く繰り返し書くことで、精神統一ができ、集中力も高まってきます。その上、書道は、お手本を見て自分の文字を書くことで、お手本と自分の文字は何が違うのか、文字を観察して分析する力(自己分析力)が身に付きます。

 この日、5年生は、「希望」をご指導いただきました。

 6年生は、「感謝」をご指導いただきました。

 各学年90分の学習の中、教えていただいたポイントを意識し、夢中になって練習をしていました。そのため、文字の形や印象が変わったのが実感できるほどでした。やはり自分の字が変わると、字を書くことが楽しくなりますし、自信がつきます。何よりも、納得できる文字が書けると、素直に気持ちがよいです。

 学習を終えた子どもたちも、「以前より字が上手になった。」「どんなところに気を付けていけばよいのか分かった。」「もっともっと上手に書けるように頑張りたい。」などと感想を述べていました。

 なお、明日14日(水)は、白石先生にまたご来校いただき、今度は3・4年生の書写をご指導いただくことになっております。

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川のかんさつ:5年 

 6日(火)、5年生は、星周一先生に講師をお願いし、川の観察に出かけました。

 今回のこの学習では、一級河川の阿賀川やその支流を観察し、山の中、平地に出たところ、平地での川や川岸の様子を勉強してくることがねらいでした。

加藤谷川、阿賀川、桧沢川、観音川と、下郷町を飛び出し、南会津町の方まで川をたどりながら、橋の上や川岸から観察したり、川原まで下りて観察したりしました。

 最初に、橋の両側には、橋の名前と川の名前が書いてあることなどを教えてもらった子どもたちは、それぞれの橋に行くたびに、橋の両側を見て、何という川にかかる橋で、何という名前の橋か、すぐにメモできていました。

 各地点で、川の傾き・川幅や川原の様子から、流れる水がどうはたらいているのか、曲がりくねった川の外側と内側は児のようになっているのか、石の大きさ、流れの速さはどうかなど、たくさん教えていただき、それを学習カードにまとめる5年生でした。

 最後に、下郷町の観光名所である「塔のへつり」へ行き、川と渓谷の様子を観察してきました。

 5年生の子どもたちは、どの子もしっかりと学習カードにメモしていました。この姿勢はこの学習に限らずいつも見られており、学級の素晴らしいよさの一つだと思います。

 川や森林などに精通した星周一先生の説明により、子どもたちは、この下郷町の森林を育んでいる土壌や美しい景観を作り上げている川の流れを目で見て自然を肌で感じて学習することができました。また、水のはたらきを調べることにより、町独特の地形や美しい景色が、水のはたらき等により長い年月を通してできたことを知ることができるなど、学びの多い深い学習ができました。

 5年生は、この後、目で見て、耳で聞いて感じたことや分かったことを、これからの学習のまとめに生かしていきます。

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リオンドール見学&5ADAY:3年 

 5日(月)、3年生は、社会科学習の一環として、リオンドール田島バイパス店へ見学学習に出かけてきました。今回は、お店の見学だけではなく、5ADAY「食育 体験ツアー」プログラムを併せて行いました。

 5ADAYとは、1日5皿分(350g)の野菜と200gの果物を食べようという取組で、健康のための合言葉です。

 到着後、お店入り口から入り、奥にある職員専用の扉をくぐり、休憩室に案内されました。そこで、管理栄養士の方に、食品が体の中でどのような働きをするのか教えてもらったり、毎日の食事に野菜や果物を取り入れたバランスのよい食事が、健康な体をつくることを教えてもらったりしました。その後、青果売り場を見学し、いろいろな野菜が並んでいることや「地産地消」のことを目で見て勉強しました。

 野菜について学習した後は、グループに分かれ、ミッションペーパーに従って、お買い物ゲームをしました。9名の子どもたちは、2つの班に分かれ、「実を食べる野菜」や「旬の野菜か果物」など、相談し合いながら売り場を歩いて見つけ、1000円以内でお買い物ゲームを楽しんでいました。答え合わせもバッチリでした。

 食育体験プログラムの後は、普段見ることができないリオンドールのお店の裏側「バックヤード」を見せてもらいました。事務室を見学させてもらったり、お魚やお肉、お菓子や雑貨など、いろいろな荷物になったつもりで、たくさんある部屋の中を見学させてもらったりしました。店長さんに説明してもらったことを、一生懸命にメモしている3年生はとても素敵でした。

 バックヤードの見学の後、お店の中のいろいろなコーナーも見せてもらいました。お家の人と一緒にお店に行ったことがあり見たことがあっても、説明を聞くと、なるほどという発見がいっぱいでした。

 見学の後、案内していただいた店長さんに、いろいろと質問をしました。昔は、「ライオン・ドー」と言っていたこと。今はフランス語で「リオン・ドール」と呼んでいることなどを教えてもらいました。

 また、エプロンは部門ごとに色分けされていること。商品は、真ん中の棚に売れ筋の商品を陳列すること。天候や曜日に合わせて惣菜を作ること。お店の入り口には、野菜や果物のコーナーを作り、季節感を感じてもらえるようにしていることなど、驚きや発見がいっぱいで、とても充実した学習になりました。

 

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地層見学:6年

 本日2日(金)、6年生は、地層や石等に精通した「株式会社ダイエツ」の齋藤利津氏を始め、社員の方々を講師として招聘し、鶴ヶ池方面へ地層見学に出かけてきました。

 これは、森林環境学習の一環として行った学習で、机上の理科の学習ではなく、「見て・触って・感じて」と、学びの深い学習をしようと、たくさんの方々のご協力を得て実現している活動です。

 まず現地では、資料を基に、私たちの楢原小学校は、約100万年前の噴火でできたカルデラの中にあることや、地層はどのように作られていくのか、その成り立ちについてなど、様々なことを教えていただきました。

 見学地として訪れた鶴ヶ池の地層は、川の流れる水のはたらきによって浸食されてできた地層であり、さらに火山灰が堆積してできた地層であることも教えてもらいました。また、石英の有無で石の種類を特定していくことや、堆積物は玄武岩、安山岩の角礫が多く占められていることなど、実物を見せていただきながら専門的なことも教えてもらいました。

 見学では、資料を見ながら真剣に聞く姿や大切なことを聞きもらさないように熱心にメモする6年生の姿がありました。

 お話を聞いた後、層ができているところへよじ登り、小石や礫を手に取り、ダイエツの方々にこれは何という種類の石なのか尋ねるなど、地層のでき方や石の種類などについて興味・関心をもつことができました。

 本校の理科室にも、石の標本が教材としてありますが、実体験を伴った学習はとても意義深いものであり、大変実りある学習となりました。

こ れから6年生は、今日の学習を振り返り、この見学学習で分かったことやたくさん記入したメモを基に、まとめの新聞を作ります。そして、再度、株式会社ダイエツの社員の方々を招聘し、まとめの発表会を開催して、学習の成果を見ていただく予定となっています。 

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