6月1日(金)、1・2年生は、会津若松方面へ遠足に出かけてきました。
学校を出発して最初に向かった場所は、鶴ヶ城です。鶴ヶ城では、自分たちの体よりも大きな石垣がたくさん積み上がっていて、近くで見ると迫力がありました。鶴ヶ城の石垣の積み方は「野面積み(のづらづみ)」ということを教えてもらいました。
いろいろな展示物があり、目をくりくりさせながら眺める1・2年生でした。その当時の武士の身長パネルと背比べや火縄銃のレプリカを持つ体験をしながら、鶴ヶ城の最上階へと向かいました。天守から見るお城の周りの景色は、遠くまで見をさせてお殿様気分になりました。先生に、白虎隊が戦死したとされる飯盛山の方角も教えてもらいました。
鶴ヶ城を見学し、天守へ上った証として、みんなで記念の写真撮影をしました。忘れられない記念の一枚になりました。
次に向かったところは、会津総合運動公園です。ここでは、お家の方が作ってくれたお弁当を食べました。みんなとてもうれしそうにお弁当を食べる姿が印象的でした。持ってきたお菓子を食べている表情も幸せそうで、大満足のお弁当タイムでした。
お昼の後は、お待ちかねの遊びの時間でした。いろいろな遊具で楽しく遊んだりして過ごしました。
他の団体や本校の3・4年生もいましたが、約束やきまりを守り、時間まで思いっきり遊んでいました。
また、集合の合図には素早く集まることができるなど、1・2年生の集団行動はバッチリでした。一人一人にとって、思い出の一日になったことと思います。
5月30日(水)、防犯教室の後、保護者の皆様の御協力を得て、「引き渡し訓練」を行いました。
この訓練の背景にありますのは、今から7年と2か月前に起きてしまった、あの多くの命を失った東日本大震災です。経験したことのない大きな喪失体験をしながらも、人と人との絆の大切さ、ふるさとを愛する心、どんな困難があっても前向きに強く生き抜く心、思いやりや助け合いの心など、多くのことに気付かされました。そして、あの未曾有の大災害は、わたしたちに様々な試練を与え、一人の人間としていろいろなことを試され、学校としても多くのことを考えさせられました。
この日の「引き渡し訓練」は、大きな災害、事件等が発生した場合、みんなの安全を守るため確実に保護者へ引き渡すことができるように、万が一に備えて行った訓練でした。つまり、この訓練は、子どもたちの大切な命を守る訓練でもありましたし、お家の方のための訓練でもありました。もちろん、我々のための訓練でもありました。
また今回の訓練は、昨年度頻繁にありました、北朝鮮からの弾道ミサイルの脅威にさらされた場合など、学校が緊急事態になった際にも行うことが予想されるため、とても大切な訓練でもありました。
反省や改善点など、多くの成果をもって訓練を終えることができました。お仕事をお休みいただいて、引き渡し訓練にご協力いただきました保護者の皆様、誠にありがとうございました。
お家でも、今回のこの訓練を受けて、学校の管理下以外で災害に遭った場合の家族との待ち合わせ場所や連絡方法などお子さんと話し合いながら、「自分の命は自分で守る」ために、もしもの時に備えていただければと思います。
学校で一番大切なものは、それは、子どもたちの「命」です。
もし学校において緊急事態が発生した場合、我々は子どもたちの命を最優先に守ります。しかし、夢や希望あふれる子どもたちには、「自分の命は自分で守る」ことを教えていかなければなりません。
全国的にも子どもたちを狙った犯罪が増えていることから、危機回避能力を高めていく必要があると考え、毎年こういった防犯教室を本校では行っています。
今回は、職員玄関より不審者が侵入したとの想定で行いました。犯人役の駐在所の方の迫真の演技に、我々教職員はどう対応し、子どもたちの安全を守ればいいのか。子どもたち自身もどう行動すればいいのか学ぶよい機会となりました。そして、駐在所の方の話を聞き、危機を察知して不審者から距離を保ち、すぐに逃げる、すぐに知らせるなどを実感することができました。
体育館に避難した後の全体会では、実際の場面を想定したロールプレーイング(劇)を通して、不審者への対応を学習しました。道を尋ねられた場合、車で送っていくから乗ってと声をかけられた場合、家の人がけがをしたから一緒に行こうと声をかけられた場合など、その場面を見て、全校生でどうしたらよかったのか考えました。子どもたちの不審者に対する対応も上手でしたが、周りで見ていた友達も、心の中で「危ない、逃げて!」と思っていたようで、学びを共有し深めることができました。
活動を終えての感想には、犯罪に遭わないように、「いかのおすし」を心がけたい。防犯ブザーを身につけておきたいなどと発表する子どもたちもおり、学習のねらいを十分に達成することができました。
いざという時に明暗を分けるのは、今日教えていただいたように「変だなと気づくこと」「距離を保つこと」「声を出すこと」「逃げること」です。実際に怖い目にあってしまった時、子どもたちは足がすくんで逃げることもできず、声も震えて出せないということをよく聞きます。大事な子どもたちの安全を守るために、防犯ブザーの携帯をお願いしたいと思います。
そしてこれからも、学校・家庭・地域が一体となって、安全・安心な学校づくりを一緒に進めていきたいと考えます。
先日3年生は、社会科「学校のまわり」で、学校周辺の見学学習を行いました。
これは、道路のまわりの様子、建物、土地の様子や交通の様子などを調査し、地図記号を使って白地図に記録する学習です。今回は2回目ということもあり、見つけたことや気付いたことを熱心に白地図にまとめていました。「ここかいた方がいいよ。」「ねえ、この場所どこ?」など、協力し合って学習している姿もとても微笑ましかったです。さらに、通り道にいらっしゃった地域の方々へのあいさつも元気がよく、素敵な3年生の姿を見ることもできました。
また先日は、森林環境学習の一環として、星周一先生を招聘して、学校の前山散策を行いました。普段何気なく見ている植物や樹木にも様々な種類があることを教えてもらったり、植物で笛を作って吹く体験をしたりしました。自然や前山への興味・関心をもつ、次への活動のよいきっかけとなりました。
昨日29日(火)、全校生による「クリーン作戦」が行われました。
これは、ゴミ拾いを通して、わたしたちのふるさと楢原に感謝の気持ちをもつ、そして公共のために役立つことや共に働く体験を通して、奉仕の精神を育てることをねらいとして行われたものです。
暑い日差しが照りつける中、通学班ごとに学校を出発していきました。普段何気なく通っている通学路も、道路わきに目を向けると、以外とゴミが落ちていることにびっくり。煙草の吸殻、空き缶、ペットボトルなどのゴミが集まっていきました。30~40分の活動後、戻ってきた子どもたちは、班長さんを中心に、「クリーン作戦」を終えての感想を発表し合い、学習の振り返りを行いました。
「こんなにたくさんのゴミが落ちているとは思わなかった。びっくりした。」「みんなで協力してたくさんのゴミを拾うことができた。」「これからも落ちているゴミを見つけたら拾いたい。」「大人になっても、ゴミをポイ捨てしないようにしたい。」などと感想を発表し合い、心までさらにクリーンになった実りある時間となりました。
ボランティア活動の一つでもある今回のクリーン活動は、子どもたちの心の中にある思いやりの心だったりやさしい心だったり、その心を育てる活動でもありました。一人一人が自分の心を育てる素敵な活動をし、学校目標の三本の矢の一つ「心豊かな子」に近づき、大変うれしく思いました。
28日(火)、森林環境学習の一環として、5年生が「木地師」の体験活動を行ってきました。木地師とは、木でお椀やお盆などの器を作る職人のことで、ろくろを使うところから、「ろくろ師」とも呼ばれています。
この日は、水車ろくろ「木地工房」の小椋さんにいろいろと教えていただきながら、木を削りお皿作りに意欲的に取り組みました。完成した自分だけのオリジナルなお皿に満足げ
な5年生でした。
木製品の加工を実際に体験し、木地師の仕事や伝統的な産業に興味をもつとともに、森林資源を生活や産業に生かしてきた先人の知恵を学ぶこともできました。
そして、学ぶことや働くこと、生き抜くことの尊さを肌感じ、学ぶ意欲を向上させてくれるなど、キャリア教育のねらいも達成することができました。
先日4年生は、下郷出張所(消防署)の見学学習を行いました。
なかなか見ることのできない救急車の中の様子を見せてもらったり、消防車のことを教えてもらったりしました。また、消防本部から火事の通報がどのように入ってくるのかを説明してもらったり、実際に消防服を着させてもらったりしました。わくわくドキドキしながら、消防士の方の説明に聞き入る姿が印象的でした。他にも、消防署には、緊急時にすぐに現場に駆けつけるための工夫や、ここぞという時に力を発揮できるように、日々訓練をしていることを見聞きしてきました。
下郷出張所(消防署)の見学を通して、子どもたちは、命を守る仕事の厳しさや大切さを実感したようです。そして、私たち市民の命を守るために、消防士の方々がいつも一生懸命に訓練していることを肌で感じることができたようです。
今4年生は、社会科「くらしを守る」の学習で、いろいろな職業の仕事について勉強しています。今回は、「警察の仕事」について、南会津警察署へ見学学習に行ってきました。
話の後、警察の方が身に付ける装備品や凶悪犯人を捕まえる時の盾や棒のこと教えていただきました。そしてパトカーにも乗せていただきました。次から次へと質問を投げかけながら、一生懸命にメモを取る様子から、わたしたちの暮らしを守ってくれている警察のことについて理解を深めることができた充実した学習となりました。
先日、全校集会「楢小タイム」で、「紙ひこうき大会」を行いました。
今回は、レク委員会が企画したもので、自分で作った紙飛行機を、学年ごとにステージ上から飛ばしました。
どんな風にしたら、遠くまで飛ばせる飛行機を作ることができるのだろうかと、いろいろと工夫した一人一人の機体は、これまでの経験が詰まっていましたし、発想力・想像力と、作り手の子どもたちの思いが詰まっていて素敵な時間でした。ステージ上から飛ばす度に歓声が沸き、大盛り上がりでした。
滞空時間が長い紙飛行機、ミサイルのように真っ直ぐ飛ぶ飛行機、すぐに落下する飛行機と、他の学年が飛ばすのを見ている時間も、どんな風に投げたら飛ぶのか、真剣に考えている子どもたちの姿も印象的でした。
今回、ダントツの飛行距離を見せたのが、写真の機体です。次回やる機会があったら、今回一人一人が本気になって考えた経験が生きてくるものと思います。
学年ごとの花壇・栽培園に、花や理科の学習で使う苗などが植えられ始め、過日の奉仕作業で、保護者の皆様に、肥料を入れていただき開墾していただいた花壇・栽培園が、少しずつ生命をもったように感じています。
また先日は、環境栽培委員会の子どもたちが、マリーゴールドなどの花を植えてくれ、花いっぱいの学校づくりをサポートしてくれました。時には、花壇の前に立ち止まって、「きれいだね」「いいにおいだね」と、自然に触れ合ってくれたら素敵ですね。
子どもたち、先生方が一つになって、みんなの心に潤いと癒しを提供しようと、栽培活動にも力を注いでおります。
あいだみつをさんの詩にも、「美しいものを見て美しいと言える その心がうつくしい」という詩があったかと思いますが、美しいものを見て、その美しさに気づき、素直に美しいと言えるということは、その人の心が美しく澄んでいることの表れなのだと思います。
栽培活動を進めながら、ぜひそう思える子どもたちをたくさん育てていきたいと考えます。
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電話:0241-67-4000
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