先週から、今月19日(土)に行われる学習発表会で披露する全校合唱「ふるさと」の歌の練習が始まっています。この日は、「朝の歌」の時間を活用して、5・6年生が廊下で一緒に練習していました。
3年教室でも、3・4年生が合同で歌の練習をしていました。
毎日、限られた時間の中で練習ですが、歌詞に思いを込め、一人一人が真剣な気持ちで取り組んでいます。その思いが、発表会当日、感じてもらえるのではないかと思います。
10月4日(金)、6年生が、各事業所・施設の方々の御協力を得て、職場体験を行いました。
この学習は、職場の様子を見学したり、仕事を実際に体験したりすることを通して、働くことの大切さや苦労を理解し、働く人への感謝の気持ちをもつことができるようにすることをねらいとして行いました。また今後、自分の将来の進路や職業に関する情報収集等に役立て、自分の生き方(進路)を考えていくことができるように学習を進めていく予定です。
「しもごう保育所」では、園児と一緒に遊んだり粘土遊びをしたりする中で、園児の目線になるように腰を下ろして話を聞くことや笑顔で接することの大切さを、保育士の姿から学ぶ貴重な時間になりました。
「下郷駅」では、電車で田島駅まで乗せていただき、田島駅の車両基地を案内してもらいました。また、電車の運行の様子や線路の切り替え、電車の信号機を操作する機械を見せてもらいました。普段は入れないところを見せてもらい、駅員の仕事をいろいろと教えていただき、貴重な体験ができました。
「ファミリーマート」では、商品陳列の体験やレジ打ちの体験をさせてもらいました。接客は笑顔がとても大切で、陳列にはいろいろな工夫があることや、レジ打ちは正確にスピーディーに行うことが大事だと勉強になりました。
「コメリ」では、様々なジャンルの商品を陳列しながら、どこに何があるのかを覚えていくプログラムを体験しました。ゲーム感覚で楽しみながら活動することができました。また、練習用のレジスターを使い、レジ打ちの体験をさせてもらいました。
「マルヨ建匠」では、自分が理想とする家づくりの図面を描いたり、木工製作として椅子づくりさせていただいたりしました。一つの家づくりのために、いろいろな仕事の人がたくさん関わっていることや、仕事の在り方を学ぶ機会となりました。
大内宿にある「石原屋」では、到着した時、お客様がいらしていたので、出来上がったお蕎麦を運ぶ仕事を体験させていただきました。また、大根おろしをおろす体験させていただいたり、そば打ちを行っているところを見せていただいたりと、貴重な体験をさせていただきました。接客業は笑顔がとても大切だということを学びました。
この日に至るまで、6年生は様々な仕事について勉強し、職場体験をしたいところを決め、そこについてさらに詳しく調べ、自分たちで電話をかけアポイントを取るなどの学習を行ってきました。
自分の今を見つめ直し、将来へ向かってどのように頑張っていけばよいのか、これからの自分の生き方を学ぶ貴重な体験ができました。どの事業所・施設の方々も、本校の職場体験を快く受け入れていただいた上、温かく見守っていただきとても感謝しております。誠にありがとうございました。
今週2日(水)、全校集会が行われ、今月19日(土)に開催する学習発表会で、披露する全校合唱「ふるさと」の歌の練習を行いました。
本校には、音楽科の指導を得意とする先生方はたくさんおりますが、全校生で練習するのは今回が初めてということもあり、合唱や合奏などの指導に精通し、全国大会にも子どもたちを出場させた経験のある校長先生にご指導をお願いし、練習を行いました。
姿勢や笑顔など、さらに上手になるポイントをいろいろと教えていただきました。学習発表会当日の全校合唱は、各学年の発表が全て終わった最後に歌うことになっています。これから何回か全体で歌の練習を行い、見に来られたお家の方々や地域の方々に感動を与えられるように頑張っていきます。ぜひ86名の子どもたちが、楢原を想う気持ちを歌に込め、心を一つにして歌う「ふるさと」を楽しみに、お越しいただきたいと思います。
歌の練習後、先月25日(水)に開催された陸上大会と、夏休みに頑張って取り組んだ「理科自由研究」の表彰式を行いました。みんなの頑張りがキラリと輝く表彰式で、祝福の拍手が体育館に響いていました。
今週1日(火)、6年生は、地層や石等に精通した「株式会社ダイエツ」の大塚修一社長を始め、社員の方々を講師として招聘し、鶴ヶ池方面へ地層見学に出かけてきました。
これは、森林環境学習の一環として行った学習で、机上の理科の学習ではなく、「見て・触って・感じて」と、学びの深い学習をしようと、たくさんの方々のご協力を得て実現している活動です。
まず現地では、資料を基に地質調査に必要な道具、地層ができた年代、本校周辺の地層の成り立ちについて教えていただきました。そもそも鶴ヶ池の地層は、川の流れる水のはたらきによって浸食されてできた地層であり、さらに火山灰が堆積してできた地層であることを教えてもらいました。また、石英の有無で石の種類を特定していくことや、堆積物は玄武岩、安山岩の角礫が多く占められていることなど、実物を見せていただきながら専門的なことも教えてもらいました。
大切なことを聞きもらさないように熱心にメモする子どもたちの姿がありました。層ができているところへ行って小石や礫を手に取り、ダイエツの方々にこれは何という種類の石なのか尋ねるなど、地層のでき方や石の種類等について興味・関心をもつことができ、実り多い学習になりました。
本校の理科室にも、石の標本等は教材としてありますが、実体験を伴った学習はとても意義深いものとなりました。子どもたちは、この見学学習で分かったことやたくさん記入したメモを基に、まとめの新聞を作ります。
そして、株式会社ダイエツ社長の大塚修一様や社員の方々をまた招聘し、まとめの発表会を開催して、学習の成果を見ていただく予定です。
昼休み時間、校長室から子どもたちのにぎやかな声が聞こえてきたので行ってみますと、2年生が遊びに来ていました。校長先生から手品を見せてもらう約束をしていたようです。
トランプを使って、2年生が決めたトランプを、たくさんのトランプの中から見つけ出す手品を披露されていました。子どもたちは目を興味津々な表情で手品を眺め、トランプが当てられた時、「すごーい。」と大喜びでした。ほんの4・5分でしたが、校長室から出てきた2年生の表情は幸せそうでした。2年生を見送る校長先生の表情も、幸せそうでした。
学校っていいですよね。
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