本日17日(火)、今月29日(日)に開催される「ジュニアマラソン大会」へ向けて、会場となる町のコミュニティーセンターへ試走に出かけてきました。
町バスで、学年ごとにピストン送迎してもらい、大会当日のコースを試走してきました。1年・3年・5年は、初めてのコース・周数となるため、コースの確認も併せて行いました。
この日は曇り空で、走るのにはちょうど良い気温の中で、一人一人がゴールを目指して一生懸命に走っていました。苦しくても辛くても一生懸命に走る子どもたちの姿、本番さながらの力走する姿に、応援の声も次第に大きくなってしまうほどでした。ゴールでは、走り終えた子どもたちが、必死になって友達を応援する姿が見られ、とても温かい気持ちになりうれしくなりました。
走り終えた子どもたちは、「当日はもっと頑張りたい。」と感想を述べるなど、本校の子どもたちは、向上心をもってたくましく育っていることを実感した試走でもありました。
マラソンにはよくドラマがあると言われます。自分の弱気な心に問いかけながら、打ち勝ちながら走り抜く。大会当日は、そんな一人一人の一生懸命な走りが、見ている友達やお家の方々、地域の方々に感動を与える走りをしてくれるに違いありません。
本校の3年生は、「総合的な学習の時間」に、『楢原の自慢やよさを見つけよう』というテーマで学習を進めています。12日(木)は、弥五島地区にある魅力を探検しに出かけて行きました。
今回は、弥五島地区にお住まいになっておられる植村さん、そして万願寺を管理する住職さんを講師としてお招きして、弥五島地区にある、いつまでも大切に残しておきたいところをいろいろと教えていただきました。
この日は、学校近くの会津下郷駅から電車で1駅の弥五島駅へ。その弥五島駅が最初の学習場所でした。話によると、松島さんという個人の方が、10数年前にJRに寄付をして建て直した駅舎だと聞いて、子どもたちはびっくりしていました。そして弥五島とは、その名前のとおり、5つの部落が集まってできたという地区だと教えてもらい、熱心にメモを取っていました。
次に、万願寺へ移動した3年生は、万願寺の歴史や寺内の仏像などのことを住職さんに教えてもらいました。このお寺は、「万(みんな)」の願いを叶えるお寺としてその名前がついたことや、お釈迦様の教えや座禅を大事にする曹洞宗のお寺であることなど、いろいろ教えてもらいました。
見学後、万願寺近くにある分校跡で、太鼓の練習をしている様子を見せてもらいました。演奏を聞いたり太鼓をたたかせてもらったりと、練習に来ていた大学生たちと交流しました。
その後、町指定文化財にもなっている千手観音菩薩のある観音堂へ移動しました。祀られている菩薩様は、千手千眼観音菩薩ともいわれ、左右に20本ずつある手に、人々の悩みに応じて助けてくれる道具を持ち見守ってくれている、歴史的に価値が高い菩薩様だということでした。なんと、一つの手で25人も助ける力を持っているそうで、だから千手:1000人(20手×25人)ということでした。優しい顔をしている菩薩様を眺める3年生の子どもたちの表情も、なんだか優しい表情があふれていました。
最後に、人を助けたり人にやさしくしたり、人に感謝の言葉を伝えたりする生活を普段からしていると、願いが叶いやすくなることや人に助けてもらいやすくなることなど、ありがたい説法を聞きました。
今回も、自分たちが住む楢原地区のことを深く学び、弥五島の魅力見つけることができた実り多い学習となりました。学習中の子どもたち、とてもいい表情でした。一人一人が課題意識をもって、夢中になって取り組んだ証だと思います。ハイ・チーズ! カシャ!
12日(木)、図書ボランティアによる「読み聞かせ」が行われました。今回は、4年生を対象とした読み聞かせでした。この日は、福島民報社と福島民友新聞社の方も、活動の様子を紹介しようと取材に来られていました。
この日は、下郷町に伝わる昔話を紙芝居した「湯野上温泉 猿湯の話」と、絵本「ほしじいたけ ほしばあたけ」を聞きました。
この「本の読み聞かせ」の活動には、いろいろなお話を通して「聞く力」を育てていこうというねらいがあるかと思いますが、そのねらいどおり、子どもたちはお話の世界に引き込まれ、目と耳と心で聞いて心を豊かにできた素敵な時間となりました。
本校では、『互いにかかわり合い、学びを深める子どもの育成』を目指し、目の前の子どもたちと真剣に向き合っています。6日(金)は、福島県教育庁義務教育課指導主事の田仲裕一先生をお招きして、算数科の授業研究会が行われました。
今回は1年生の授業研究会でした。他校からも先生方が来校され、授業を参観していただき、一人一人の学びを成立させ、より高い学びへと導くためにはどうすればよいか一緒に研修を深めました。
この日の1年生は、算数科「3つのかずのけいさん」の学習でした。この授業は、言葉に着目し、式と言葉などをつなげたり、計算方法について話し合ったりすることを通して、3つの数の加減混合の式の意味を理解し、その計算ができることをねらっての学習でした。
4名の子どもたちよりも、参観される先生が多い中で緊張している様子も見られました。でも、課題場面の絵を見ながらイメージを膨らませ、友達の考えを共有しながら、夢中になって学習する1年生の表情はとてもよかったです。
11日(水)は、下郷中学校2年の小沼さんと岩澤さんの「職場体験2日目」でした。
2校時目、小沼さんは1年生教室へ、岩澤さんは2年生教室へ。それぞれの学年の算数科の学習に参加しました。中学校のお姉さんにいいところを見せようと、いつも以上に張り切っている様子の子どもたち。また、練習問題を一生懸命に解いたノートに、丸をつけてもらってうれしそうな子どもたちの姿が見られました。そして、その姿を見て微笑む2人の生徒の表情から、小さい子が大好きなんだなぁと感じ、うれしくなりました。
3校時目は、3年生の算数科の授業に2人で参加しました。2日目となると、担任の先生と同じように机の周りや子どもたちの様子を見ながら、進んで声をかけてヒントを出したり教えてあげたりしてくれました。
給食準備も同様で、指示がなくても自分のやるべきことを理解し行動していました。休み時間も、プレイリーダーとして子どもたちと接している小沼さんと岩澤さんの進んで活動する姿が見られました。
5校時目は、6年生の学級活動のゲストティチャーとして、中学校の学校生活(勉強・部活・友達関係など)の様子を紹介してくれました。事前に分担をし、話す内容を考えてきてくれたところもさすがだなぁと思いました。
本校の子どもたちにとっても、小沼さんと岩澤さんにとっても、夢や希望の実現のために今自分がするべきことは何なのか、そのためには目標をもつことの大切さを分かち合うことができた職場体験でした。たくさんのいい先生、たくさんの素敵な後輩たちに出会ったと思うので、ぜひ2人には、先生になるという夢を叶えてもらいと思います。
最後に、本校の卒業生を、2年間でここまで頼もしく成長させていただいております下郷中学校の校風と先生方の日々のご指導に感謝いたします。
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