12月11日(水)、授業参観、PTA全体会・専門委員会、学年懇談会が行われました。
今日の授業参観は、各学年ともに工夫を凝らした内容・発表で、子どもたち一人一人の成長を見ていただくことができたかと思います。
参観では、今年度より教科化された「特別な教科 道徳」の授業が多く見られました。
道徳は、人間として自分らしく生きるために、自分自身の生き方をじっくりと考える時間です。一人一人が自分のこととして考え、友達の様々な考えを通して、物事をより広く、深く考える道徳授業を日々進めてきたその一端を、今日は見ていただいたことになります。
また本校では、福島県教育委員会の指定を受け、「学びのスタンダード」推進事業に取り組んでおり、4年・5年の算数科において、学びのスタンダード推進教師による教科担任制を進めてきました。今日の授業参観では、4年生において、担任との2人体制によるT・T授業に加え、電子黒板を使用した授業を参観いただきました。今、各学年で同時期に進めている「マット運動」の授業を、代表して行っている学年もありました。
きっとお家の方も、先生方の熱意ある授業や子どもたちが生き生きと学習・活動・発表に取り組む姿をご覧になられ、ご安心なされたことと思います。
学年懇談会でも、お子さんの成長や頑張りを共有することができ、大変実りある一日となりました。
今後も積極的に情報を発信し、保護者や地域の声を聞き、協力をいただきながら「開かれた特色ある学校づくり」を、職員一丸となって進めていきます。
6日(金)、郡山市にある今泉女子専門学校の渡部先生においでいただき、3・4年生を対象に会津もめんを使ったペン立てづくりを教えていただきました。これは、ふくしま職業体験出前講座の一つとして、本校の希望をかなえていただき実現した学習です。実際にもめんを見て、触れて、織物のよさや肌触りを知ってもらい、興味をもってもらうこともねらいとなっています。
学習ではまず、会津もめんの魅力や様々な用途に使われていることを教えていただきました。そして、準備していただいたペン立ての土台に、無地や縞模様のもめんを貼り合わせていくところから活動がスタートしました。3・4年生の子どもたちは、色とりどりのもめんのさらっとした肌触りを感じながら、作業を進めていきました。貼り合わせた後、自分が選んだ木綿の色合いにマッチするレース選びもいい体験でした。完成をイメージし、どんな柄でどんな色合いが合うのか考え、かわいいお花のレースを思い思いに貼り付けて完成させました。
感想タイムでは、「オリジナルなペン立てができてうれしかった」「会津もめんに興味がわいた」「自分でもペン立てを作ってみたい」などと、お礼の言葉に加えて、学習のねらいを達成する感想を述べていました。また、先生がいろいろな準備をしてくれたことへの感謝の気持ちや優しく教えてくれたことへの思いを発表してくれて、教室があったかい気持ちであふれた、よい雰囲気で学習が終わりました。
一人一人が同じペン立てを作っても、選ぶ柄やレースのつけ方一つで、無限のアレンジがあるということを体感できた子どもたちでした。ものづくりのおもしろさや魅力を感じる学習ができ、とても楽しい時間を過ごすことができました。
本日4日(水)、本校では講師を招聘した授業がたくさん行われていましたが、教室を行き来すると他の教室では、いつもの授業風景がありました。
理科室では5年生が、理科「物のとけ方」の学習をしていました。透明に見える水溶液から、溶けている個体を取り出す学習に夢中になっていました。写真は、「透明なのに溶けているものがあるの?」などといった、みんなの問いを実験で確かめていく方法を確認している場面です。
図工室では4年生が、木版画の学習をしていました。この日は、刷った紙に、裏から彩色していき、カラー版画風に仕上げて、2020年のカレンダーに貼る最後のところの学習でした。画風・色合いなど、各作品に一人一人の思いが込められていて見事でした。
4日(水)、南会津保健福祉事務所の専門員の方と薬物乱用防止指導員の方をお招きして、薬物乱用防止教室を行いました。この学習は、アルコールや喫煙、薬物乱用が、人の体や心にどんな影響を与えるのかについての正しい知識と、これらの誘惑に対する対処法を身に付けることをねらいとして、毎年6年生を対象として実施しているものです。
学習のスタート時、最初の問いに「薬物」というと危ないもの、毒のあるものなどのイメージをもっていましたが、お酒やたばこも入ることを聞いてびっくりしていました。
話を聞いていくと、10代の脳は、子どもの脳から大人の脳に変化する大事な時期だということ。そんな時期に、一度でも体に入ると、「見る・感じる・考える・動かす・話す」という人の司令塔である脳が破壊され、元に戻ることができなくなってしまうという話に、真剣な表情で聞き入っていました。
そして「乱用」とは、法律でダメな違法薬物を使うことだと教えてもらい、いろいろな薬物乱用の薬のレプリカを見せてもらいました。この薬物乱用の薬は、耐性があり、体の中に入れてしまうと、同じ量では効かなくなり、使用する量・回数が増えていってしまうことなどを教えていただきました。また、法律でダメな薬物乱用の薬を手にするために、犯罪を起こしてしまう事件がたくさん起きていることも教えていただきました。
薬物乱用をしてしまう動機が、「好奇心から」「仲間意識から」「ダイエットに効くから」「今流行しているよ」といったことで、手にしてしまうことが多いということを教えていただきました。学習後の感想文からも、薬物の怖さを感じているのが分かりました。そして、友達から違法薬物の誘いがあったら絶対に断ることなど、この学習のねらいが達成できているのが分かりました。
インターネットさえつながれば、危険な薬物が手に入り、危険なことに巻き込まれてしまうことが多いことなど、子どもたちを取り巻く環境には危険がたくさん潜んでいます。これからも様々な教育活動を通して、自分を大切に思える心や命を大切にする心、自分の命は自分で守ることを育てていきたいと思います。
4日(水)、2日(月)に引き続き、本町を代表する書道の第一人者でおられる白石光史先生を招聘し、3・4年生を対象に、書きぞめ指導をしていただきました。
3年生の課題は、「お正月」でした。始めに、筆の持ち方を確認しながら教えていただきました。そのあと、一文字一文字ずつ、ポイントを教えていただきながら練習しました。子どもたちは、一画目の筆のおき方、横画、接筆などを意識しながら一生懸命に練習していました。自分が書いたものと手本を見比べながら、さらに良い作品に仕上げようと頑張る姿勢が、大変素晴らしかったです。
4年生の課題は、「雪明かり」でした。まず、これまで学習したことを生かし、お手本をよく見て一度書くところから学習が始まりました。一文字一文字の大きさや線の長さ、余白の大切さ、漢字とひらがなの大きさのバランスが難しいところ、そしてそのために意識して書くポイントを教えていただきました。素直で常に本気になって学習できる4年生。80分間という書写の時間、一筆一筆に思いを込めて書いたことで、一人一人がとても上手になっているのが分かりました。
自分の書いた文字を見つめ、課題を見つけ、また繰り返し書くという姿からは、一人一人が精神統一をして自分と向き合っている様子が分かりうれしくなりました。自分の字形が変わってきたことが、本人も我々教師も分かるほどでした。
これからも、学校教育活動全体を通して、一つ一つのことに本気になって一生懸命に取り組める子どもたちを育てていきたいと思います。
昨日2日(月)、下郷町を代表する書道の第一人者でおられる白石光史先生を招聘し、5・6年生を対象に、書きぞめ指導をしていただきました。
書道は心を落ち着かせて、一筆一筆に思いを込めて書くことが大切となりますし、根気強く繰り返し書くことで、精神統一ができ集中力も高まってきます。そして、お手本と自分の文字は何が違うのか、文字を観察して分析する力(自己分析力)が身に付きます。
さすがは本校の5・6年生です。書いた後、お手本と見比べ、自分の課題を見つけ、その課題を意識して熱心に書く姿が見られました。また、5・6年生の落ち着いた雰囲気が見られてうれしくなりました。それぞれ60分間の学習に集中し取り組んだことで、一人一人が自分の文字の印象が変わったことを実感している様子がうかがえました。
5年生の課題は、「山里の春」でした。
6年生の課題は、「希望の朝」でした。
繰り返し練習したことで、自分の字形が変わってきたことが分かると書くことが楽しくなりますし、気持ちが良いです。自信もつきます。学習を終えた子どもたちも、「大事なポイントが分かった」「アドバイスを意識して、もっと上手に書けるように頑張りたい」などと感想を述べるなど、次への意欲ももつことができていました。
明日4日(水)は、3・4年生を対象に、各学年80分の書きぞめ指導をしてくださることになっています。
先月29日(金)、町内3小学校の4年生が合同で、校外学習として会津漆器工房「鈴武」に出かけてきました。
今4年生の社会科では、「とく色ある地いきと人々のくらし」を学習しています。そこで今回の学習は、会津塗りの工芸品ができるまでの行程を調べたり、インタビューや体験をしたりしながら、歴史や伝統をつなぐことの大切さや伝統工芸品の尊さを、見学や体験をもとに学習させたいと考え、企画し行われたものです。
会津漆器ができるまでの工程を見学した後、蒔絵と呼ばれる絵付け体験をしました。説明を聞きながら一人一人が思い思いの絵柄をお椀に描き、ラメが入ったような5色の塗料で塗りあげ、オンリーワンのお椀を完成させていました。お店の方に丁寧に包装までしていただきました。12月3日(火)から使用できるということですので、普段の生活の中で使うのが楽しみではないかと思います。
子どもたちに「生きる力」を育むためには、自然や社会の現実に触れる実体験がとても大切となります。具体的な体験の中で、感動したり、驚いたり、発見したりしながら考えを深める中で、実際の生活や社会、自然の在り方を学んでいくのだと考えます。
本校の強みの一つに、体験活動の充実が挙げられます。課題意識をもった活動だけではなく、振り返りの学習においても、まとめやお礼のお手紙などでも、各活動で得た深い学びをたくさんまとめており感心するばかりです。4年生の子どもたちは、今回はどんな学びをもったのか、活動の振り返りが楽しみです。
先月28日(木)、教育長様を始め、教育委員の皆様がご来校され、本校の教育活動の一端をご参観いただきました。
1年生は、国語科「ことばあそびうたをつくろう」の学習でした。お風呂の場面に中にある擬態語を見つけ、その言葉を使いながら文を作る学習に一生懸命な1年生の姿がありました。
2年生は、算数科「かけ算」の学習でした。ドット図に表された数を、かけ算を駆使していろいろな方法で求める学習に夢中になる2年生の姿が見られました。
3年生は、算数科「重さのたんいとはかり方」の学習でした。2タイプの上皿はかりの図を用いて、ひと目盛が異なることに気付き、重さ調べをする学習に熱心に取り組む3年生でした。
4年生は、算数科の発展的な学習として、面積を求める学習でした。より正確に、より速く、そしていつでも使える方法を、グループみんなの力を集結して考える学習に本気で取り組む4年生でした。
5年生は、理科「物のとけ方」の学習でした。食塩水は冷やすとどうなるのか、グループごとに実験・観察をしながら、その結果を見つけ出す学習に楽しむ5年生の姿がありました。
6年生は、家庭科の学習でした。家族と一緒に食事をすることのよさを出し合い、みんなで考えました。そして、これからできることについて真剣に話し合う6年生の姿が見られました。
11月に開催された2つ授業研究会でも、今回の教育委員会施設訪問でも、子どもたちの学習に向かう姿勢や落ち着いた学級の雰囲気が感じられたこと。そしてどの学年でも、夢中になって学ぶ子どもたちの姿が見られたことについて称賛いただいたこと、大変うれしく思います。
勉強するのが大好きな子どもを増やし、学力向上につなげていくことは、学校教育のとても重要な核となる部分です。教育委員の皆様のご感想から、これからも教育活動を充実させ、子どもたちの笑顔につながるよう日々の教育にまい進したいと、気持ちを新たにする訪問となりました。
先月29日(金)、放課後子ども教室「ならはらっ子クラブ」の活動の中で、1・2年生対象にした「年賀状のかき方教室」がありました。この教室は毎年行われているもので、今回も楢原郵便局長の佐藤岩男氏を招聘し、実際に年賀はがきにかく活動を行いました。
楢原郵便局長さんの説明の後、手引きを基に、どんなことをかこうかみんなで相談し合ったり、はがきづくりを進める友達の様子を見ながら工夫を加えたりと、楽しそうに活動していました。
先月29日(金)、4年生教室では、保健の学習が行われていました。
この日は、養護教諭の田代先生にも協力してもらい、専門的な視点から、第二次性徴期に見られるからだや心の変化について学習しました。担任の先生や保健の先生の話を真剣な眼差しで聞く4年生。これから自分たちのからだに起きてくることを肌で感じていたようでした。
1・2年生が、体育科で「表現リズム遊び」を学習していたのがずいぶん前に感じます。
子どもたちがとても楽しく体を動かしているし、グループでいろいろな動きを工夫していて、とても楽しく活動ができているという話を聞いていました。次の写真は、その時の学習の様子です。
いろいろな動物になって体を動かしたり、友達の動きのまねをしたりと、笑顔で学習する子どもたちの様子が印象的でした。授業後に、友達との会話で「楽しかったね」「今日の体育はおもしろかった」などの言葉が飛び出すほど、子どもたちが夢中になって学習に取り組んだことが分かり、うれしくなりました。
2日目は、1・3年生と2・4年生と一緒に、ハープ体験の時間でした。各校時の前半は、「匠」という曲をハープで奏でていただいたり、「千と千尋の神隠し」を生歌とハープで披露していただいたりと、ミニコンサートを開いてくださいました。
声楽家であり、ハーピストでもある長谷川先生の演奏に吸い込まれていた子どもたち。曲が終わる度に、割れんばかりの拍手が教室に響いていました。生のハープを目の前で聴くということは初めての子どもたちばかりでしたので、すごく感動的な時間でもありました。
演奏を聴かせていただいた後、1・2年生は、何百万もするグランドハープを弾かせてもらいました。ハープに触れ、音を出してみる体験をさせていただきました。ドキドキ・わくわくの1・2年生の表情から、素敵な時間だったことがうかがえました。
3・4年生は、グループごとに分かれ、長谷川先生と一緒に「キラキラ星」を弾く練習をしました。弦を弾く「フェルメ」を意識し、みんなが本気になって20分余り練習しただけで、曲に仕上がっていき、メロディーが分かるまでに演奏ができるなっていく子どもたちに、感心した時間でもありました。
子どもたちの感想にも、「楽しかった」「難しかったけど弾けてうれしかった」「ハープの音色が素敵だった」などと、音楽の魅力を感じていたようでした。
素敵なものを聴いて見て、素敵と言える。子どもたちのその心が美しいと思いました。素直に感動できるということは、それだけ子どもたちの心が美しく澄んでいることの表れなのだと思いました。
2日間、心に響く素敵な時間を提供していただいた、長谷川音楽事務所の皆様、代表の長谷川朝子先生には大変感謝しております。ありがとうござました。
先週19日(火)と20日(水)の両日、文化庁芸術家派遣事業を活用した音楽活動の一環として、福島市にあります長谷川音楽事務所代表の長谷川朝子先生がご来校され、全校生と素敵な音楽の時間を過ごしました。
長谷川先生は、ご家族で全国の学校を回り、コンサート活動をされておられる先生で、3年前にも本校へご来校され、コンサートをしてくださっており、子どもたちも覚えていました。
1日目は、5・6年生への講話の時間でした。会場となる教室へ入ってきた子どもたちは、グランドハープ、アイリッシュハープ、ラップハープに興味津々でした。
長谷川先生の生い立ち、ピアノとの出会い、夢との出会い、大好きなことに一生懸命打ち込んだこと、様々な苦難を乗り越えながら、ここに今自分はいることなどを赤裸々に語ってくださいました。所々で、当時の思い出の曲や心境をハープで奏でてくださり、心に響くものがありました。
夢をつかむためには、まず目標を決め、計画すること。夢を実現させるためにそれに向かって必死に努力すること。そして自分の立てた計画を、一つ一つ実現していくことを語ってくださいました。
この学習を通して、5・6年生は、「夢をもつことの素晴らしさ」「チャレンジすることの大切さ」「あきらめない強い気持ち」「協力・感謝の心」「家族愛」など、たくさんのことを学んだに違いありません。そして、「夢とは自分を成長させてくれるもの」だということを改めて考えたことと思います。
長谷川先生が穏やかな語り口の中にも、熱く語ってくださったメッセージを大事に、これからの生活に生かしていく5・6年生を応援したいと思います。
昨日15日(金)、教育長様を始め、南会津教育事務所の先生方、そして町内外より40名余りの先生方がご来校され、本校の教育活動の一端をご参観されました。この日は、1年と6年の「道徳科」、3年生の「社会科」、4年生の「外国語活動」、5年生の「理科」、の5授業をご参観いただきました。
下郷町の児童生徒の学力向上を目指して組織されたこの「四つ葉のクローバープラン」推進事業ですが、平成17年度よりスタートし、今年度でちょうど15年目となります。小中学校4校を、「希望」「情熱」「愛情」「幸福」をもたらす四つ葉に見立て、この名前が付けられたということです。
この日の授業研究会、どの学年も、子どもたちの興味・関心を引きつける学びがいのある学習課題等が設定され、自分でもっと調べたくなる、自分でやってみたくなる、そして自分の考えを説明したくなる、友達の考えを聞きたくなる、そんな雰囲気の中で夢中になって学ぶ子どもたちの姿が見られていました。
やはり、勉強するのが大好きな子どもを増やし、学力向上につなげるためには、楽しくて分かりやすい授業づくりが大切です。これからも教育活動を充実させ、子どもたちの笑顔につながるよう日々の教育にまい進したいと、気持ちを新たにする公開授業研究会となりました。
来週、本校では、「学びのスタンダード」推進事業に伴う授業研究会として、「2年国語科」と「4年算数科」の授業をたくさんの先生方にご参観いただきます。
これからも日々、「分かる・できる授業」の実践を積み重ねながら、明日の授業が楽しみと子どもたちが期待できる学校づくりを進めてまいりたいと考えます。
先週5日(火)のクラブ活動時、3年生が活動の様子を見学に行きました。
今年度は、4~6年生で組織する5つのクラブがあり、この日は、それぞれのクラブを回りながら、次年度にどんなクラブに入るか期待に胸を膨らませました。
各クラブを訪問すると、ダンスなど一緒に体験させてもらったり、完成した作品を見せてもらったりと、子どもたちはとても楽しそうでした。活動後には、「すごく楽しかった。」「全部に入りたい。」「どのクラブに入ろうか迷ってしまう。」などと感想も述べていました。
目を輝かせて活動に参加する3年生と、温かく迎えてくれる4~6年生の素敵なところをたくさん見ることができた、心が温まる時間となりました。こういったところは、本校の子どもたちの素敵なところだと思います。これからも様々な教育活動を通して、思いやりあふれる子どもたちを育てていきたいと思います。
5日(火)、4年生は、星周一先生を講師として招聘し、「円蔵堰・岩上神社」の見学学習に出かけてきました。
今回のこの学習では、「円蔵堰や円蔵の生家」「岩上神社」などの見学を通して、谷に囲まれた下郷の地に水を引いた先人たちの業績を知り、郷土を想う心を、目で見て肌で感じてくることがねらいでした。
「円蔵堰」は、倉村から楢原にかけての田に水をひくための用水路であり、1814年、塩生にあった呉服商を営んでいた弓田円蔵という人が、今のお金で1億2500万円もの私財を投じて、村人と一緒に堰を作ったこと、用水路に水が流れるように勾配をつけるために、夜に提灯を使って高さを計りながら水路を作っていったことを教えてもらいました。そのおかげで、米作りができるようになり、今はこうしておいしいお米を食べ、生活が豊かになっていったということを教えてもらいました。子どもたちは、円蔵さんという人の業績を熱心にメモしていました。
見学学習を終えた子どもたちは、「この下郷にはすごい人たちがいたんだなぁ。」「みんなのためにできることに一生懸命に取り組んだ人たちがいたんだなぁ。」「昔の人たちのおかげで、今はおいしいお米が食べられるんだなぁ。」「みんなの幸せのために頑張ってくれた人たちがいたんだなぁ。」などと、感想を述べていました。
当時の人々の思いに共感できるなど、学びの多い学習ができたようで、大きく成長してきたように感じます。
4年生は、今月29日(金)には、町内3小学校のへ合同学習で、会津漆器工房「鈴武」へ出かけ、伝統をつなぐ工芸品の尊さを、お椀の絵付け体験を通して学習してきます。
活動を通して、さらにまた大きく成長するのが楽しみです・・・。
1日(金)、学校一日参観日として、全学年授業公開をしておりました。ご来校されたお家の方々におかれましては、お子さんの頑張りをご覧いただけ、ご安心なされたことと思います。
同日、6年生は、下郷中学校の髙木先生(栄養教諭)を講師にお招きし、担任と共に食育の授業を行いました。この日の学習は、自分の朝食を振り返り、朝ご飯の大切さを再確認し、望ましい朝食のとり方を学習することがねらいでした。
朝食には、3つの大きな役割があることを教えていただいたり、給食を例に、栄養素ごとにバランス良くメニューが作られていることを教えていただいたりしました。そして、自分の朝食のとり方をどのようにしていけばよいのか考えました。
一人一人が考えまとめたことが、明日からの実践につがることを期待して、この日の学習は終了しました。
29日(火)、図書ボランティアの方々による読み聞かせがありました。この日は、2年生への読み聞かせとして、「しんごろう」のお話と「鏡沼の怪」という紙芝居を聞かせていただきました。
9名の2年生の表情から、場面を想像しながらお話を聞いている様子がうかがえました。そんな表情をご覧になり、ボランティアの方々もうれしそうにされておられました。
これからも、折に触れよい本を紹介したり、本に親しむ機会を多くしたりして、学校・家庭・地域が一体となって、読書の楽しさや喜びを感じさせていくようにしたいと考えます。
昨日30日(水)、4年生は森林環境学習の一環として、観音沼森林公園へ見学学習に出かけてきました。
4年生は、春にも観音沼を散策してきており、今回が2回目となります。今回も、講師に星周一先生を招聘し、自然の宝庫ともいえる観音沼の秋の様子を散策しながら、ガイドをしていただきました。
あいにくこの日は小雨の降る寒い日でしたが、観音沼周辺の秋が深まり、紅葉の真っ只中といった感じでした。
子どもたちは、春頃の観音沼森林公園見学と比べながら、秋の自然の様子を観察し、もみじやカエデの違いなどについて説明を聞いたり、様々な植物の実などについて質問したりと、学習に一生懸命でした。浮島は初夏に比べると、少し動いていたため、本当に浮いているということを実感することができました。他にも、紅葉する仕組みについて教えていただき、きれいに紅葉しているもみじの葉を、実際に目で見て観察することができました。
いつもながら本校の4年生は、学習カードに教えていただいたことを聞き逃さないように熱心にメモをする姿を見せてくれ、講師の星先生も感心されておられました。
今回の学習は、四季の変化の素晴らしさを実感させ、下郷町のふるさとの森林を大切にしていこうという心情を育てるのにとても効果でした。この後、4年生は、冬にも観音沼を訪れ、「アニマルトラッキング」と称して、かんじきを履いて雪原を歩いて勉強し、ふるさと下郷の魅力を再発見する学習へと発展していきます。
29日(火)、1・2年生は、生活科の合同学習を行いました。この日は、森の案内人の方々の協力の下、観音沼を散策し、秋の自然の様子について教えていただきました。驚きや発見がいっぱいだったようで、1・2年生の子どもたちは、熱心に話を聞いていました。
散策後、木工クラフトを行いました。準備していただいたパーツを組み合わせて、オリジナルな作品を完成させて喜んでいた子どもたちでした。
活動後は、講師の皆様のご厚意で、秋の自然の中で、お茶をごちそうになりました。この日は寒かったのですが、子どもたちの笑顔にほんわかした気持ちになり、心が温かくなりました。
きっと思い出に残る活動になったことと思います。森の案内人の方々には、大変お世話になりました。
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