6日(木)、楢小タイムの時間に、「プール開き」を行いました。
「プール開き」とは、水泳学習の期間、子どもたち一人一人が事故等に遭わないように、安全で楽しい学習ができますようにと、みんなで願う式であり、今年の自分の水泳学習の目標を確認し合う式です。
水泳学習は、全身運動であり、健康な体づくりにはとてもよい運動だとされています。しかし、ちょっとした不注意等から、思わぬ大きな事故にもつながることが多い運動でもあります。プール開きや各学級での話し合いを通して、安全・安心な学習にしていく必要があるのです。
校長先生から、水泳学習で大切なことについてお話をいただいた後、体育担当の先生と体育委員会さんが、プール学習において大切な命を守るための約束やきまりについて「カ」「ブ」「ト」「ム」「シ」という言葉を柱文字にして話をしてくれました。(「カ」・・・プールサイドは“か”けないなど。) 最後に、児童代表が目標をもって楽しい水泳学習にすることを誓いました。
我々にとっても、今シーズンの水泳学習を通して、泳ぎ方や長い距離へ挑戦する楽しさ、水への恐怖心や緊張感を克服して、泳げるようになっていく楽しさや喜びを味わうことができるように頑張っていこうと、決意を新たにする式となりました。
まもまく満水となるプールですが、水温や水質、濾過機の稼働状態の関係で、実際の水泳学習はもう少し先になりそうです。
4日(火)、学校歯科医の佐藤正文先生においでいただき、4~6年生を対象にした「歯科指導」を行いました。
まず学校歯科医の先生が、歯の大切さやよく噛むことの大切さを、健康な歯とむし歯の写真、口の中で動く細菌の映像を基にしながら説明してくれました。また、歯を守るための正しい歯みがきは、歯を支える大事な歯肉の健康を保つための歯みがきでもあることも教えてくれました。
学習の後半は、自分の歯みがきは正しいのかどうなのかを確認するため、歯の染め出しを行い、みがけていないところを確認し、どのようにブラッシングしていけばよいのか学習しました。みがき残しやみがけていないところがたくさんあることなどを目で見て確認しました。
先生に教えていただいたきちんとした歯みがきの仕方を。これからも続けていきたいと、気持ちを新たにした学習となりました。
本校では、毎週火曜日と木曜日の朝の時間に、パワーアップタイムと称して、体力向上を図る活動を行っています。11月ぐらいまでは、軽快な音楽に合わせて5分間走を行います。12月からは、長なわや短なわを使って、体力向上に努めていきます。
4日(火)は、今年度最初のパワーアップタイムでした。学年ごとに異なるスタート位置に集まると、すぐに自主的に準備運動を始める子どもたち。そして、合図とともにそれぞれの場所からスタートしていきました。
自分の目標に向かって、どの学年も一生懸命に走っている姿に感動させられました。自分のペースで5分間走り抜く姿に、本校の子どもたちの向上心・強い心・頑張り抜く心を感じました。これもまた、本校の自慢であると思います。
また各担任の先生方も、一人一人に継続して活動する目標を立てさせ、頑張る姿を見守り、励まし、努力していく中で成果を実感させていけるよう働きかけをしてくれています。そして、子どもたちと一緒に走ってくれています。子どもたちと「ともに」という姿勢は、これもまた本校の強みであると思います。
3日(月)、5年生は、校外学習として「塔のへつり」へ出かけてきました。
これは、総合的な学習の時間のテーマである「下郷の人・ものとつながる」を、5年生が今年1年間進めている学習の一つとして行ったものです。また、2学期に社会科で学習する「わたしたちの生活と工業生産(伝統工芸品)」も兼ねています。
到着後、ガイドの方に「塔のへつり」を案内してもらいました。なんと百万年の歳月をかけて、浸食と風化を繰り返し、あのような見事な景観ができたこと。そして、それぞれの岩には名前が付いていることなどを教えてもらいました。塔のへつりを散策した後は、「観光」について、お店の方々にいろいろとインタビューをしました。今日の学習で気づいたことや分かったことを、熱心にメモをする5年生でした。
そして、「へつり工房」において、町の伝統工芸品の一つでもあるこけしの絵付け体験をさせていただきました。
こけしの歴史やこけし作りの仕事について教えていただいた後、「こけし作り名人」の北村様に教えていただきながら絵付けを行いました。こけしの形からイメージを膨らませ、思い思いに絵付けをする一人一人の姿は真剣そのものでした。自分だけのオンリーワンなこけしを完成させ、満足気な子どもたちの姿が印象的でした。
今日の学習を通して、自然の雄大さやへつりの素晴らしさを満喫しただけではなく、下郷町の地元産の木材を使った伝統工芸品作りを体験することにより、自分のふるさとへの理解を深めるきっかけづくりができました。これからの学習がどのように広がっていくのか楽しみです。
本日31日(金)、保護者の皆様の御協力を得て、「引き渡し訓練」を行いました。
この訓練の背景にありますのは、今から8年と2か月前に起きてしまった、あの多くの命を失った東日本大震災です。経験したことのない大きな喪失体験をしながらも、人と人との絆の大切さ、ふるさとを愛する心、どんな困難があっても前向きに強く生き抜く心、思いやりや助け合いの心など、多くのことに気付かされたことを、今でも鮮明に覚えています。そしてあの未曾有の大災害は、わたしたちに様々な試練を与え、一人の人間としていろいろなことを問い・試し、学校としても多くのことを考えさせられました。
今回の引き渡し訓練は、大きな災害・事件等が発生した場合、みんなの安全を守るため、確実に保護者へ引き渡すことができるように、万が一に備えて行った訓練でした。つまり、この訓練は、子どもたちの大切な命を守る学習でもありましたし、お家の方のための訓練でもありました。もちろん、我々のための訓練でありました。
お仕事をお休みいただいて、引き渡し訓練にご協力いただきました保護者の皆様、誠にありがとうございました。お家でも、今回の訓練を受けて、学校の管理下以外で災害に遭った場合の避難時において、家族との待ち合わせ場所や連絡方法などお子さんと話し合いながら、「自分の命は自分で守る」ために、もしもの時に備えていただければと思います。
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