10連休初日、今週前半の天気で校庭の桜も満開を迎えようとしていた矢先、昨日からの雨で、桜の花びらが舞い散り始めています。
本日27日、この連休中を利用し、校門前に鬱蒼としていた木の伐採及び剪定作業が行われています。またこの大型連休中に、校庭の整地作業も行われる予定です。
24日(水)、図工室では、4年生が作品づくりに取り組んでいました。
ちょうどこの時は、1・2年生の学校探検・案内の時間でもありました。お兄さんやお姉さんたちが一生懸命に作品づくりに取り組む姿やその作品を見て、「上手だなぁ。」「すごいなぁ。」「かわいいなぁ。」などと、4年生のよさをつぶやいていました。
学習に取り組むその姿から、そしてその作品から、下級生から憧れのまなざしを向けられる本校の4年生は、さすがだなぁと思います。
24日(水)、生活科の学習の時間、2年生のみなさんが1年生を連れて学校中を案内してくれていました。
1年生と手をつないで、それぞれの教室がどういうところなのか、自分で考えてきた紹介メモを読んで説明している姿に、4月からのこの3週間でこんなにも頼もしいお兄さんやお姉さんになるんだなぁと感心させられました。案内してもらっている1年生も、とても笑顔で楽しそうでした。そんな1・2年生の姿を見て、心が温かくなりました。
1・2年生一人一人が、学校探検・案内の学習に頑張っている学習に取り組んでいる目がとっても素敵でした。一生懸命な姿は、感動を与え、人の心を温かくしてくれるものだと思います。こういう頑張る姿勢は、本校の自慢の一つであり、いつまでも大切にしたいところです。
本校の4年生は、森林環境学習の一環として、総合の時間を活用し、下郷町の自然のよさについて学んでいます。
22日(月)は、星周一先生を講師として招聘し、桑取火(くわとび)地区に群生する「かたくり」の観察や、これから多くの人でにぎわう戸赤の山桜、県指定天然記念物である八幡(中山)の大けやきを見学してきました。
最初の見学地は、「かたくり」の里と称される桑取火地区の群生地でした。周一先生より、「かたくり」とは、ユリ科の植物で、花びらが下向きで、小さい赤紫っぽいかわいい花が咲くことを教えてもらいました。白い花が稀に咲くことや、7年かけて球根に栄養をためて8年目に花が咲くことなど教えてもらいました。他にも、「かたくり」の名前のとおり、球根は良質のデンプンを含み、片栗粉の材料になることも教えてもらいました。子どもたちは、たくさん教えてもらったことを熱心に学習カードにメモするなど、夢中になって活動していました。
続いて戸赤へ移動しました。残念ながら、これから大型連休後半ぐらいが見どころということで、桜は咲いていませんでした。戸赤地区の人たちが、昔から守り続けてきた山一面に、山桜が点々と咲く頃は、すごくきれいだということを教えてもらいました。
戸赤を後にした4年生は、中山にある八幡の大けやきへ行きました。近づくにつれて、けやきの巨大さが分かりました。話によると、樹齢は950年以上で、幹の太さは12mあまりで、高さも36m近くあるということでした。みんなで手をつないで比べてみて、いかに大きいかが分かりました。そして、けやきの樹形は、すごくいい形をしていて県内屈指で見事なものであることも教えてもらいました。
最後に、大けやきと両方立ち寄ると長生きするという「長寿の水」があるところへ行きました。一口飲むと3年、2口飲むと10年長生きするとされる水を飲んできました。高倉山から湧き出る湧き水で、とても冷たかったです。
この日は、下郷町の自然の魅力をたくさん発見し、たくさんのことを学ぶことができた素敵な学習となりました。子どもたちの感想からも、人々の生活と森林の植生や事前の素晴らしさ・豊かさを感じた発表がありました。
今週末の27日(土)~28日(日)は、かたくり祭りが開催されるそうです。そして大型連休後半は、戸赤の山桜も満開になるということですので、ぜひ一度出かけてみたいものです。
昨年7月4日に、本校すぐ脇の前山に熊が出没し、その後すぐに、熊や猿などの侵入を防ぐ電気柵が設置されていました。冬期間はずされていた電気柵が、再度設置されました。
本校の前山は、理科や生活科の学習、総合の学習、森林学習等で散策を行う活動が多いですので、子どもたちの安全面には十分に配慮して教育活動を進めてまいりたいと思います。
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