2日目は、1・3年生と2・4年生と一緒に、ハープ体験の時間でした。各校時の前半は、「匠」という曲をハープで奏でていただいたり、「千と千尋の神隠し」を生歌とハープで披露していただいたりと、ミニコンサートを開いてくださいました。
声楽家であり、ハーピストでもある長谷川先生の演奏に吸い込まれていた子どもたち。曲が終わる度に、割れんばかりの拍手が教室に響いていました。生のハープを目の前で聴くということは初めての子どもたちばかりでしたので、すごく感動的な時間でもありました。
演奏を聴かせていただいた後、1・2年生は、何百万もするグランドハープを弾かせてもらいました。ハープに触れ、音を出してみる体験をさせていただきました。ドキドキ・わくわくの1・2年生の表情から、素敵な時間だったことがうかがえました。
3・4年生は、グループごとに分かれ、長谷川先生と一緒に「キラキラ星」を弾く練習をしました。弦を弾く「フェルメ」を意識し、みんなが本気になって20分余り練習しただけで、曲に仕上がっていき、メロディーが分かるまでに演奏ができるなっていく子どもたちに、感心した時間でもありました。
子どもたちの感想にも、「楽しかった」「難しかったけど弾けてうれしかった」「ハープの音色が素敵だった」などと、音楽の魅力を感じていたようでした。
素敵なものを聴いて見て、素敵と言える。子どもたちのその心が美しいと思いました。素直に感動できるということは、それだけ子どもたちの心が美しく澄んでいることの表れなのだと思いました。
2日間、心に響く素敵な時間を提供していただいた、長谷川音楽事務所の皆様、代表の長谷川朝子先生には大変感謝しております。ありがとうござました。
先週19日(火)と20日(水)の両日、文化庁芸術家派遣事業を活用した音楽活動の一環として、福島市にあります長谷川音楽事務所代表の長谷川朝子先生がご来校され、全校生と素敵な音楽の時間を過ごしました。
長谷川先生は、ご家族で全国の学校を回り、コンサート活動をされておられる先生で、3年前にも本校へご来校され、コンサートをしてくださっており、子どもたちも覚えていました。
1日目は、5・6年生への講話の時間でした。会場となる教室へ入ってきた子どもたちは、グランドハープ、アイリッシュハープ、ラップハープに興味津々でした。
長谷川先生の生い立ち、ピアノとの出会い、夢との出会い、大好きなことに一生懸命打ち込んだこと、様々な苦難を乗り越えながら、ここに今自分はいることなどを赤裸々に語ってくださいました。所々で、当時の思い出の曲や心境をハープで奏でてくださり、心に響くものがありました。
夢をつかむためには、まず目標を決め、計画すること。夢を実現させるためにそれに向かって必死に努力すること。そして自分の立てた計画を、一つ一つ実現していくことを語ってくださいました。
この学習を通して、5・6年生は、「夢をもつことの素晴らしさ」「チャレンジすることの大切さ」「あきらめない強い気持ち」「協力・感謝の心」「家族愛」など、たくさんのことを学んだに違いありません。そして、「夢とは自分を成長させてくれるもの」だということを改めて考えたことと思います。
長谷川先生が穏やかな語り口の中にも、熱く語ってくださったメッセージを大事に、これからの生活に生かしていく5・6年生を応援したいと思います。
昨日15日(金)、教育長様を始め、南会津教育事務所の先生方、そして町内外より40名余りの先生方がご来校され、本校の教育活動の一端をご参観されました。この日は、1年と6年の「道徳科」、3年生の「社会科」、4年生の「外国語活動」、5年生の「理科」、の5授業をご参観いただきました。
下郷町の児童生徒の学力向上を目指して組織されたこの「四つ葉のクローバープラン」推進事業ですが、平成17年度よりスタートし、今年度でちょうど15年目となります。小中学校4校を、「希望」「情熱」「愛情」「幸福」をもたらす四つ葉に見立て、この名前が付けられたということです。
この日の授業研究会、どの学年も、子どもたちの興味・関心を引きつける学びがいのある学習課題等が設定され、自分でもっと調べたくなる、自分でやってみたくなる、そして自分の考えを説明したくなる、友達の考えを聞きたくなる、そんな雰囲気の中で夢中になって学ぶ子どもたちの姿が見られていました。
やはり、勉強するのが大好きな子どもを増やし、学力向上につなげるためには、楽しくて分かりやすい授業づくりが大切です。これからも教育活動を充実させ、子どもたちの笑顔につながるよう日々の教育にまい進したいと、気持ちを新たにする公開授業研究会となりました。
来週、本校では、「学びのスタンダード」推進事業に伴う授業研究会として、「2年国語科」と「4年算数科」の授業をたくさんの先生方にご参観いただきます。
これからも日々、「分かる・できる授業」の実践を積み重ねながら、明日の授業が楽しみと子どもたちが期待できる学校づくりを進めてまいりたいと考えます。
先週5日(火)のクラブ活動時、3年生が活動の様子を見学に行きました。
今年度は、4~6年生で組織する5つのクラブがあり、この日は、それぞれのクラブを回りながら、次年度にどんなクラブに入るか期待に胸を膨らませました。
各クラブを訪問すると、ダンスなど一緒に体験させてもらったり、完成した作品を見せてもらったりと、子どもたちはとても楽しそうでした。活動後には、「すごく楽しかった。」「全部に入りたい。」「どのクラブに入ろうか迷ってしまう。」などと感想も述べていました。
目を輝かせて活動に参加する3年生と、温かく迎えてくれる4~6年生の素敵なところをたくさん見ることができた、心が温まる時間となりました。こういったところは、本校の子どもたちの素敵なところだと思います。これからも様々な教育活動を通して、思いやりあふれる子どもたちを育てていきたいと思います。
5日(火)、4年生は、星周一先生を講師として招聘し、「円蔵堰・岩上神社」の見学学習に出かけてきました。
今回のこの学習では、「円蔵堰や円蔵の生家」「岩上神社」などの見学を通して、谷に囲まれた下郷の地に水を引いた先人たちの業績を知り、郷土を想う心を、目で見て肌で感じてくることがねらいでした。
「円蔵堰」は、倉村から楢原にかけての田に水をひくための用水路であり、1814年、塩生にあった呉服商を営んでいた弓田円蔵という人が、今のお金で1億2500万円もの私財を投じて、村人と一緒に堰を作ったこと、用水路に水が流れるように勾配をつけるために、夜に提灯を使って高さを計りながら水路を作っていったことを教えてもらいました。そのおかげで、米作りができるようになり、今はこうしておいしいお米を食べ、生活が豊かになっていったということを教えてもらいました。子どもたちは、円蔵さんという人の業績を熱心にメモしていました。
見学学習を終えた子どもたちは、「この下郷にはすごい人たちがいたんだなぁ。」「みんなのためにできることに一生懸命に取り組んだ人たちがいたんだなぁ。」「昔の人たちのおかげで、今はおいしいお米が食べられるんだなぁ。」「みんなの幸せのために頑張ってくれた人たちがいたんだなぁ。」などと、感想を述べていました。
当時の人々の思いに共感できるなど、学びの多い学習ができたようで、大きく成長してきたように感じます。
4年生は、今月29日(金)には、町内3小学校のへ合同学習で、会津漆器工房「鈴武」へ出かけ、伝統をつなぐ工芸品の尊さを、お椀の絵付け体験を通して学習してきます。
活動を通して、さらにまた大きく成長するのが楽しみです・・・。
〒969-5311
福島県南会津郡下郷町大字豊成字山崎6407-2
電話:0241-67-4000
E-mail narahara-e@fcs.ed.jp
携帯からもご覧いただくことができます。