本日23日(金)、保護者の皆様のご協力を得て、「引き渡し訓練」を行いました。
この訓練の背景にありますのは、今から9年ほど前に起きてしまった、あの多くの命を失った東日本
大震災です。
あの時、経験したことのない大きな喪失体験をしながらも、人と人との絆の大切さ、ふるさとを愛する心、どんな困難があっても前向きに強く生き抜く心、思いやりや助け合いの心など、多くのことに気付かされたことを、今でも鮮明に覚えています。
そして、あの未曾有の大災害は、わたしたちに様々な試練を与え、一人の人間としていろいろなことを問い・試し、学校としても多くのことを考えさせられました。
今回の「引き渡し訓練」は、大きな災害・事件等が発生した場合、みんなの安全を守るため、確実に保護者へ引き渡すことができるように、万が一に備えて行った訓練でした。今回は、コロナ禍の中でありましたが、災害や事故等は、いつ、どんな時に起こるか分かりません。
我々も、この訓練の課題を教職員で共有しながら、安全・安心な学校づくりをしっかりと進めていきたいと考えます。
本日、仕事をお休みいただいて、「引き渡し訓練」にご協力いただきました保護者の皆様、誠にありがとうございました。雨のため校庭がぬかるむ中、大変ご不便をおかけいたしました。
お家でも、今回の訓練を受けて、学校の管理下以外で災害に遭った場合の避難時において、家族との待ち合わせ場所や連絡方法など、お子さんと話し合いながら、「自分の命は自分で守る」判断力と行動力を育てていくために、もしもの時に備えていただければと思います。
23日(金)、今日は雨が降っていましたが、3年生は傘を差しながら、「渡部りんご園」に校外学習に出かけていきました。
これは、社会科の一環として行ったもので、教科書だけの学習ではなく、疑問に思ったことなどを自分たちで見聞きし、体験を通して農家の工夫や努力を肌で感じることがねらいでした。
現地では、「りんご農家の一年」の仕事をいろいろと教えてもらいました。冬は、木がお休みするので、剪定をして、葉をつけた時に日光に当たるようにしていること。5月頃にりんごの花が咲いた後、6月頃に実がなり始めたら、7月にかけて何度か摘果をすることなどを教えてもらいました。他にも、りんごにはいろいろな種類があることや、なぜ赤くなるのかを教えてもらいました。
教えていただいたことを一生懸命にメモする3年生の姿は、とても素晴らしいものがありました。
渡部りんご園の方に説明していただいた後、最後に、おいしいりんごの見分け方を教えてもらいました。おいしいりんごは・・・。
そして、頑張ったご褒美に「りんごを自分で採っていいよ」ということで、教えてもらったおいしいりんごを見つけて、雨の中、リンゴの木を見上げ、りんご園内を探し回る3年生でした。
「先生見てぇ」「真っ赤なりんごを見つけたよ」「わたしの大きいよ」と、もぎたてのりんごを頬張り、笑顔いっぱいの子どもたちでした。
きっと今日は、りんご園での出来事やおいしいりんごの見分け方をお家の人に伝え、いただいてきたりんごを食べながら、家族団らんの時間をお過ごしください。
先週、児童会活動の一つとして、運営委員会が中心となり、赤い羽根共同募金へのご協力をお願いしました。
募金活動を行った先週は、毎日、各学年から募金箱が届けられ、とてもうれしい気持ちになりました。
それは、この赤い羽根の募金は、「みんなの幸せのために役に立てるなら、ちょっとでも・・・。」という、一人一人の思いやりの気持ちが伝わってきたからです。
たくさんの思いやりが集まれば、その分、たくさんの人が幸せになれます。「募金」とは、思いやりの気持ちを目に見える形にしたボランティア活動の一つともいえるかも知れません。
今回、子どもたち(保護者)から集められた募金額は、14,350円となりました。ご協力ありがとうございました。
本日22日(木)、下郷町福祉協議会の方にご来校いただき、運営委員会の子どもたちから手渡しをいたしました。
本日20日(火)、5年生は、校外学習として「塔のへつり」へ出かけてきました。
これは、総合的な学習の時間のテーマである「下郷の人・ものとつながる」を、5年生が今年一年間進めている学習です。また、社会科「わたしたちの生活と工業生産」の学習も兼ねています。
到着後、「へつり工房」において、町の伝統工芸品の一つでもある、こけしの絵付け体験をしました。こけしの歴史やこけし作りの仕事について教えていただいた後、絵付けをする5年生、こけしの形からイメージを膨らませ、思い思いに絵付けをする一人一人の姿は真剣そのものでした。自分だけのオンリーワンなこけしを完成させ、満足気な姿が印象的でした。
その後、「観光」について、お店の方にいろいろとインタビューをさせてもらいました。お店の方が教えてくれたことを、熱心にメモをする5年生の姿がありました。
塔のへつりについて学習した後は、つり橋を渡り、塔のへつりを散策しました。1週間ほど前、川の学習で見学に来た5年生ですが、この日は天気がとても良くて、紅葉もきれいで、自然の雄大さやへつりの素晴らしさをさらに満喫していました。
今日の学習を通して、自然の雄大さや塔のへつりの素晴らしさを満喫しただけではなく、下郷町の地元産の木材を使った伝統工芸品作りを体験することにより、自分のふるさとへの理解を深めるきっかけづくりができました。
また、学習発表会でもご覧いただいた、子どもたちが作成した「観光パンフレット」を紹介するなど、これまでの学習の成果を紹介することすることができ、充実した学習となりました。
発表会後、PTAの方にご協力いただき、会場の後片付けやガラス磨きなどの奉仕作業を行いました。
来週から、また気持ちのよい環境の中で、教育活動を進めていくことができます。
ご協力ありがとうございました!
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